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あごちくわ食べたことありますか? 潮香ほんのりサルディーニャの島ワイン

 とうふちくわに続き、あごちくわをアテにワインを飲む。

 あごちくわも鳥取の名産品。九州北部から日本海側の地域でトビウオのことを『アゴ』と呼ぶ。すなわちトビウオの魚肉入りちくわだ。こちらも慶応元年(1865年)創業、ちむらの商品。ネットショップで売っているものと異なるが、こちらはひとつ200、300円ほどだった。

 保存料無添加で賞味期限が6日ほどとやや短いが、冷蔵庫に入っているとちょうどよいおやつ、おつまみになる。しかもお魚が手軽に食べれてヘルシー。刻んでワカメやキュウリと合わせるなど、サラダの具材にもよさそう。
 さて、このあごちくわ。豆腐7:魚肉3のとうふちくわとは打って変わって、豆腐が入っていないので魚の風味がズシリと広がる。外側の歯ごたえのある皮がアクセント。トビウオはアゴ出汁があるように、お出汁にも使われる風味、旨味が豊かなお魚。ちくわになっても、どこかグリップのある青魚特有の風味とやや明瞭な磯の香りが広がる。磯の香りにつられて合わせたのはサルディーニャの島ワイン。

ピエロ・マンチーニ, マンチーニ プリモ, ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラDOCG, イタリア, 2022, 14%, 2,125円
Piero Mancini, Mancini Primo, Vermentino Di Gallura, Italy

 ワインについては先日のNoteに。元歯科医さんが造るサルディーニャの島ワイン。香りにはグァバ、パッションフルーツ、パイナップル、開放的な熱帯果実にほんのり潮風。海の恵みと太陽の恵みが同時に溢れるワイン。フェリシティーで購入。
 あごちくわにワインを合わせる。ちくわを噛むと広がる力強いトビウオの風味に、ワインの完熟度の高い果実味が負けずにバランス。青魚特有の風味が陽気な果実味にぶつからないか心配したが、ワインの含む潮香が橋渡し。余韻はしっかりシンクロ。相性: ★★★☆☆

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