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古民家リノベのピッツェリアでグリーンアスパラの炭火焼き&大羽イワシのピッツァ シチリアーナ シチリアとプーリアのグラスワインで
約3ヶ月前に訪問したアダッキオを週末に再訪。
古民家をリノベーションした店内で本場ナポリの味。釜で短時間で焼き上げられるためか、生地にはしっかり火が入りつつも、具材には素材本来の魅力がしっかりと残る。古民家のどこか懐かしい空間とこの味が恋しくなり、リピートしてしまう。
日没がすっかり遅くなり、早めの夜ご飯はテーブルの横、窓からの夕暮れを眺めながら楽しむ。
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ビッラ・アントニアーナ社のビッラ アントニアーナ マレキャーロで喉を潤しつつ。ヴェネト州生まれのビールだが、マーレキアーロはポジリッポ(ナポリ)半島の丘に位置する町の名前。マーレキアーロからの風景がラベルに描かれる。さて、食事は以下を注文。
・ゼッポレ(青のり入りの揚げピッツァ)(580円)
・グリーンアスパラ”ラスノーブル”炭火焼きアンチョビクリームソース(北海道美瑛町)(980円)
・旬の白ナス”ふわとろなす”とスモークモッツァレラチーズのプランチャ焼き ヴィンコットソース(西東京市 高田ファームより)(980円)
・マルゲリータ(1,560円)
・”ピッツァ シチリアーナ” 大羽イワシとフリアリエッリ、白ナス、ケッパーのマリナーラ(1,720円)
・鶏もも肉とフレッシュトマトのブラザードスパゲッティ(1,490円)
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ビールに続いてシチリアの白ワインをグラスで。土着品種ではなく国際品種のヴィオニエで作られたもの。
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ネコーロ, ヴィオニエ, シチリア, 750円(グラス、レストラン価格)
Necoro, Viognier, Sicilia
蒸し暑い今日この頃、よく冷えた状態でのサービスが嬉しい。クリーンでフレッシュ、軽快な作り。ほんのりフラワリー、果実香は穏やか。
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ゼッポレ(青のり入りの揚げピッツァ)にワインを合わせる。パン生地に織り込まれたノリから緑と磯の香りが広がる。生地には塩気が効いていて酒のつまみにもgood。海苔の香味に、ヴィオニエのフラワリーな香りがよく調和。素晴らしきアペタイザー。相性: ★★★☆☆
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グリーンアスパラ”ラスノーブル”炭火焼きアンチョビクリームソースに。先日、佐賀産のアスパラをアンチョビで炒めてロワールのスパークリングワインとの初夏の共演を絶賛したところ。
私の手料理とは似ても似つかぬプロフェッショナルなひとさら。根元の硬めの部分をどこまで残すべきか、とても参考になる。割りとしっかり残していいんだな。歯ごたえの楽しみ。なるほど、アンチョビの余韻を添えられたルッコラでさっぱりさせるのか~。
アスパラのグリーンな香り。先端の濃厚な甘さとほろ苦さがギュッと詰まった部分が最高!ただ、この美味のカタマリのほとんどは子供が食べてしまった。初夏の幸せに、アンチョビのクリーミーなソースがフワリと海の香りを運ぶ。ヴィオニエのフラワリーなフレーバーはアンチョビのグリーンな香りにも良く調和。ロワールのスパークリングの方が若干相性は上回るが、この空間、サービス。相性: ★★★★☆
後半の料理に備え、グラスの赤ワインを注文。プーリア州のシラー。 こちらも国際品種。
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ヴァローネ, レヴァンテ, シラー, イタリア, プーリアIGT, 850円(グラス、レストラン価格)
Vallone, Levante, Syrah, Puglia IGT, Italy
果実味はフレッシュ、陽気でいて緻密さもあり。微かに血液のような甲高いフレーバーのニュアンスも。タンニンはほんのり。強めに冷やし気味でサービスされたが正解。夏の夕暮れにはヘビーなワインをぬるめで飲むより、冷やしてキュッと酸味を感じながら飲み始めたい。
料理に備えて飲み物を早めに注文すると、こういう画になる。太陽がまぶしい。。。
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”ピッツァ シチリアーナ” 大羽イワシとフリアリエッリ、白ナス、ケッパーのマリナーラに。大羽イワシはマイワシの中でも大型のものを指す。トマトソースはイワシの風味に活力を与え、イワシの風味がむくむくと起き上がる。ケイパーの爽やかさが余韻を引き締めつつも、青魚のイワシの風味をたっぷりプレゼンしギリギリを攻めたピザ。磯の香りたっぷりで私は大好きだが、魚が苦手な人はもしかすると敬遠してしまうかもしれない。南イタリアの太陽をたっぷり浴びたシラーのはちきれんばかりの果実味に、トマトソースが完璧に調和。イワシの強い磯の風味にもケンカはしないが接点も少ない。相性: ★★★☆☆
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プーリア州シラーとの相性が期待を超えるほどではなかったので、グラスに残っていたヴィオニエに戻ってみる。ワインの酒質が軽く完全にピザに圧されるが、ケンカせず、余韻をフラワリーで軽快な果実味でリセットしてくれる。相性: ★★★☆☆
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