2022年4月のプロレス観戦について振り返る
はじめに
2022年のプロレス生観戦を通じて、印象に残ったトピックを振り返る記事になります。
私にとって、4月は30代に突入する節目でもありましたが、30代になっても思考が一気に変わるわけではなく、かと言って、20代という響きに感じられた瑞々しさは失ってしまった気がしてます(笑)。
ただ、振り返ってみると、私自身の考え方そのものに影響を与える出来事が幾つかあったのも4月でした。
今回は、そんな4月に印象的だったトピックをピックアップしていきたいと思います。
私の4月の生観戦は、こんな感じでした…。
①大谷晋二郎
4.10に行われた、ZERO1両国国技館大会
この日のメインイベントで、大谷晋二郎が負傷、レフェリーストップという事態に。
負傷シーンを実際目の当たりにした時、私の心がザワついたり落ち着かなかったりしましたが、この件で一番やるせなかったのは「良い年した大人でも、意外とアレな方って多いんだな」という事でした。
試合とは別の部分で感じてしまった所。
私の感想ツイートに対して、わざわざ引用リツイートで「危険だ!」なんて叫んでくる人がいたり、
人が救急搬送されているところを平気で写真撮る観客がいたり、
「明らかに見てないだろう」という事実誤認があるにもかかわらず、三沢光晴や高山善廣の件を用いてあーだこーだ言う人達がいたり、
(この試合、場外乱闘はあっても、所謂『四天王プロレス』的な頭から落とすような技は無し。寧ろ、杉浦は腕攻め主体だったので。)
そういう一部の大人の振る舞いに、私は心底幻滅した記憶があります。
若いなら未だしも、実際プロレスを観ている40代~50代の方がやってる・言ってるのを見てしまうと、余計にゲンナリしました。
個人的に、この日の試合で一番危険な試合があったとしたならば、それは往年の女子プロレスラーが集うタッグマッチではなかったか、と思っています。
動けているのはジャガー横田だけ。
メインを危険だと断罪する人ほど、【明らかに動けていない人をリングに上げる】試合があったことに何故言及がなされないのか、という憤りは、正直今でもあります。
ド素人の私が見て、1回の前転さえも危なっかしいOGを上げてしまう事の方が、私はよっぽど危険だと思いました。
女子プロOBが「今は危険な技が~」と指摘するのなら、真っ先につつかれるべき試合はこれじゃないか、という気もしますから。
誤解を恐れずに言うなら、【思いつきや思い込みだけで、上部の情報だけで突っ込む意見】は、生や映像で試合を見ている人の意見や感想に比べて明らかにタチが悪いと、私の中で確信する出来事でした。
何一つ情報も入れずに、思い込みだけで断罪する風潮が、私は一番怖い…。
②NOAH Jr、両国国技館単独開催
4.29・4.30には、プロレスリング・ノアが2019年11月以来となる両国国技館進出を果たしました。
初日にあたる4.29は『美麗のジュニア』と銘打たれ、Jrヘビー級の選手のみ参戦という異例の内容になりました。
Jrのブランド・『N-Innovation』発足から僅か4ヶ月での両国進出でしたが、結果・内容としては賛否が分かれる格好に。
ただ、この両国をキッカケに、本隊メインでJrを盛り上げる姿勢は間違いなく強くなりましたし、反省を活かして次に繋げていたのはGOODだと思いました。
こういう過程もまた、感情移入に繋がるポイントなのかもしれないです。
③久々のディアナ観戦
4.29に、ワールド女子プロレスディアナの後楽園ホール大会を観戦してきました。
この日はスターダムから白川未奈とウナギサヤカ参戦というトピックもありましたが、数年振りに生観戦して変化を感じたのは選手層でした。
数年前までですと、ベテラン選手ひしめく中に若手で唯一Sareeeがいて、跳ね返されながらも前進する姿が印象に残っているのですけれど、そこから一気に所属選手が増えた印象。
美蘭、ななみ、梅咲遥、マドレーヌといった若い選手に加え、デボラKのような高身長の選手も入ったことは大きいと感じました。
要所をジャガー横田や井上京子といったベテラン選手が固め、佐藤がシングル王者として君臨するところに、若手が主力として台頭していくであろう数年後の景色がとても楽しみになりました。
(あとは、団体側がハッシュタグを積極的に使い、発信する点に注力していければ良くなるかと)
団体としての魅力が一気に増した気がするので、2022年はこの1回しか行けていない観戦数を、2023年は増やしたいと思いました。
まとめ
私にとって、人生における考え方だとかに影響を及ぼした2022年4月。
他の個人的トピックですと、前述のNOAH両国で実現した外国人選手参戦も記憶に残っています。
NOAHの例で言うと、約2年以上も外国人選手の来日が叶わなかった状況でストーリーを回していただけに、私にとっては声出し以上に、コロナ前に戻りつつあることを感じる節目の一つになりました。
(比較的外国人選手が来日・参戦していた新日本プロレス以外の団体は、概ねそんな感じでしたから…)
また、4月初旬には【立川ステージガーデンにプロレス初進出】という出来事もありました。
(2022.4.3スターダム)
料金表を見る限り、会場費用は高そうでしたが(2階席使用とかで、ザッと100万円は超えそう)、その分2階席からリングまでの距離が非常に近くて臨場感あり。
何より、周囲がオシャレな飲食店に溢れているので、試合の前後に一杯やるのも乙だと感じました。
あと、プロレス以外の話になってしまいますが、4月にtricotの【拍手・声援禁止】のライブを観戦した事が今でも記憶に残っています。
観客が音すら発せない状況下で、逆に研ぎ澄まされるパフォーマンスを目の当たりにした時、"声出しが無いのはダメだ"なんて全く思わなかったと言いましょうか。
ある種、価値観をぶち壊してくれる瞬間に出会えた事は、今の私に少なからず影響したと思います。
4月も充実の1ヶ月間でした!
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