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変態プロレス放談

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しがない変態プロレスファンが、プロレスを中心に気付いたこと・感じたことを徒然なるままに書いてみました。 ひとつよしなに…!🙇🙇🙇
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#音楽

「推しが推せる時に来た」と感じた話について

はじめに「推しは推せるうちに推せ」という言葉がある。 詠み人知らずの唄みたいだけど、定期的に耳にするのは、誰にでも刺さりうる"別離"について触れているからだと私は思う。 いつ、好きな人や大切な人が目の前からいなくなってしまうかなんて、誰にも分からない。 それは何も、推しという存在に限った話ではないだろう。 私も実際、親族とか、大学時代に世話になった先輩とか、プロレスを通じて知り合った人とかとの離別で感じた後悔とかは、少なからずある。 一方で、必ずしも推せるうちに、自

プヲタが初めてPassCodeのライブに行った話

はじめに2023.10.6、私は後楽園ホールでも、新木場1stRINGでも、上野公園の野外ステージでもなく、渋谷にあるSpotify O-Eastに足を運んでいた。 都内各地でプロレス興行が行われたこの日、好きなプロレス観戦をサボって、都心のライブハウスに足を運んだのには理由があった。 PassCodeのライブを鑑賞するためだ。 私が初めてPassCodeというグループの名前を知ったのは、2022.2.12のこと。 SNSでフォローしている方が、この日行われた日本武道

人生で初めてアイドルのライブに行った話

はじめに先日、人生で初めてアイドルのライブに足を運んだ。 そのアイドルグループの名前は、『アップアップガールズ(プロレス)』 (以下:アプガプロレス) 『アップアップガールズ(仮)』の姉妹グループ的な存在だが、名前にもあるように、アイドル活動だけでなくプロレス活動も並行して行っている。 まさに、【「歌って、踊って、闘える」最強のアイドルを目指すアイドルグループ】!!! (by公式サイト) 2023.6.10、新宿FACEで行われた彼女たちの単独ライブ・『アップアップガー

佐藤光留&佐藤栄太郎兄弟のカレーを食べた話

はじめに2023.5.24、私は巣鴨駅から程近い場所で行われた、とあるイベントに足を運んでいた。 プロレスラー・佐藤光留と、indigo la Endのドラマー・佐藤栄太郎の佐藤兄弟が、自作のカレーを振る舞うという異色のフードイベント。 indigo la Endを全然聴いたことの無いプロレスファンという立場ながら、今回のイベントが無性に気になってしまい、行くことに決めたのだった。 場所は巣鴨駅から徒歩2分ほどの好立地にある『TAKOYAKI STAND をごちゃん』

"好き"は無資格だからこそ素晴らしい

はじめに以前、私のTwitterアカウントのツイートに、こんなリプライが届いた事があった。 私は、少々答えに窮した。 私の中では、"いつの間にか、なっていた"のが【ファン】という感覚があるから…。 私は、ファンという存在に必要な資格や試験はないと思っている。 コンテンツに因んだ検定やテスト企画もあるけれど、それが愛を決める絶対的要素だとは思わない。 私自身、プロレスを見始めたキッカケは新日本プロレスだったが、全日本プロレスを観た事で「色々な団体を見る」面白さを感じ、

献花というものには慣れないけれど

はじめに私は献花というものに、未だ慣れた試しがない。 人生で必ず訪れる別れの瞬間に対し、心のどこかで「慣れちゃいけない」と感じている私もいる。 この、どうしようもなく整理がつかない私の気持ちに、温かく寄り添ってくれる存在がいる。 それは、花屋だ。 物心ついた時から、私は過去に3度献花に出向いているが、いずれも、慣れないところを優しく救ってもらった記憶しかない。 花屋の優しさに救われる瞬間2019.6.18、私は有給休暇を利用して、水道橋を訪れていた。 お目当ては、

ピヤホンでプロレスを観る事について

私が『ピヤホン』に初めて出逢ったのは、2019年もそろそろ終わる12月の事だった。 ある日、Twitterのタイムラインに流れてきた、『凛として時雨』のドラマー:ピエール中野がプロデュースしたというワイヤレスイヤホン(以下:ピヤホン) 軒並み高評価ばかりな商品に興味を持った私は、自分へのクリスマスプレゼントという名目でピヤホンを購入。 この時を境に、私の『イヤホン観』は根本から変わってしまった。 ピヤホンを通じて聴くと、同じ曲であっても、ギター・ベース・ドラムなどの音

プヲタが音楽について語る事

何気ないキッカケから、自分の【好き】が生まれる瞬間がある。 それは、仕事中に降って来る事もあるし、プライベートで呑みに行ったり遊んだりする時に生まれる事もある。 私は30年近く、惰眠を貪るようにして生きてきたが、ある種の確信を持って言い切れる事の一つかも知れない。 普段見ているプロレス以外でも、それをひしひしと感じる瞬間がある。 例えば、そう、音楽とか…。 私は普段、音楽を聴くことも好きだ。 プロレス観戦には遠く及ばないが、少なくとも年に1回ペースでライブに行っている