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プヲタが音楽について語る事

何気ないキッカケから、自分の【好き】が生まれる瞬間がある。

それは、仕事中に降って来る事もあるし、プライベートで呑みに行ったり遊んだりする時に生まれる事もある。

私は30年近く、惰眠を貪るようにして生きてきたが、ある種の確信を持って言い切れる事の一つかも知れない。

普段見ているプロレス以外でも、それをひしひしと感じる瞬間がある。
例えば、そう、音楽とか…。

私は普段、音楽を聴くことも好きだ。
プロレス観戦には遠く及ばないが、少なくとも年に1回ペースでライブに行っているし、邦楽ロックを中心に好きなバンドが幾つもある。


振り返ってみると、私の好きな音楽やバンド・アーティストの嗜好は、様々な影響やキッカケの積み重なりで成り立っていると思う。


①周囲のキッカケ

私が最初に聴いた音楽は、親の影響だった。

矢野顕子の『ひとつだけ』、P-MODELの『美術館で会った人だろ』、ケイト・ブッシュの『嵐が丘』…。

自宅に流れていた曲の原体験は、今でも私の記憶に残っている。

テレビ媒体がキッカケになって、今でも聴き続けているバンドやアーティストも多い。


幼児期は、音楽番組でTHE YELLOW MONKEYを聴いて、何となくメロディを口ずさんでいた記憶がある。

(今振り返ると、モロに『PUNCH DRUNKARD』期…)


中高生の時は、夜更しして偶然視聴した、BSフジのライブ番組からキリンジのCDを借りて衝撃を受けたり、


深夜番組のタイアップからGRAPEVINEを知ったり、


毎週水曜日にBSでやっていた『ウエンズデーJ-POP』から、筋肉少女帯やthe pillowsといったライブバンドを知った。
(番組の司会は、今をときめく田中圭の奥様だった)


当時、自宅でスペースシャワーTV、M-ONなどの専門チャンネルが見れた環境も大きかったように思う。
ここの邦楽特集がキッカケで知ったフジファブリックやストレイテナーは、今でも新譜が出ると買うバンドだったりする。


②ネガティブな事象からの転換


悲しいニュースが、曲を聴くキッカケとなるケースもある。

2009年夏、MTVで放映されたアベフトシ追悼特番の1曲から、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTにハマった。
バンドは既に解散していたけれど、こんなカッコいいバンドが世にはあるのかと衝撃を受けた。


2020年秋、赤い公園の津野米咲が死去した後に、You Tubeで聴いた『NOW ON AIR』にも衝撃を受けた。


それまでバンド名くらいしか知らなかった私が、貪るように旧譜を集めたのは、学生時代にも中々無かったような気がする。

これまでガールズバンドや女性シンガーを聴いていなかった一プヲタにとって、「里村明衣子の試合を見て、女子プロレスへの認識が変わった」くらいの衝撃だった。


不幸をもたらした2020年の新型コロナウイルス禍も、私の中では数少ない【光明】をもたらした。


プロレス観戦はおろか、不要な外出も不謹慎と言われた春頃には、自宅で「これまで曲は聴いたりしたけれど、アルバム全部は聴いてこなかった」バンドを積極的に聴くようになった。



a flood of circleやthe band apartといったバンドの楽曲を、この期間に腰を据えて聴けた事は、私にとって大きかった気がする。

プロレスしか好きでいなかったら、きっと刺激も失われ、趣味へのモチベーションも枯渇していただろうから。



ネガティブな事象も、好転するキッカケになり得る。




③自分から掘り下げる楽しみ


歳を重ねる度、他の音楽を聴く事に対して、チャレンジする機会が億劫になっていく実感がある。
そんな時、YouTubeなどは、私に新たな刺激をもたらしてくれた。

先に上げたthe band apartも、聴き始めたキッカケは、坂本真綾に提供した楽曲からだった。


Nothing's Carved In Stoneを知ったのは、アニメ・『PSYCHO-PASS』のタイアップから。

いつしか、日本武道館やZepp Tokyoのワンマンライブに足を運ぶほど、バンドが好きになっていた。


最近だと2021年5月に行われた、赤い公園のラストライブでサポートに入っていたギタリストが気になり出して、tricotを初めて聴いたり、Base Ball Bear熱が再燃したりもした。


プロレスに絡めると、選手の入場曲やBGMで知った楽曲も多くある。

ザ・ハイロウズ『不死身のエレキマン』や『千年メダル』は、木高イサミや阿部史典(共にプロレスリングBASARA)の入場曲で知ったし、それが元でアルバムも聴いた。

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煽りVに使われる曲も印象に刻まれやすい。

今でも忘れられないのは、『樋口和貞vs坂口征夫』の煽りVに使われた、BRAHMANの『THE VOID』(2015年6月・DDTプロレスリング)。


個人的に、DDT映像班の煽りVは邦ロック多めで、選曲のセンスが光っているのが好きなのですが、その最たる例に挙げたい1曲…!


まとめ

プロレス団体よりもジャンルが広く深い、音楽という沼…。

同じ邦楽ロックを聴いていても、カラオケで好みがまるっきり異なる事もある(笑)。

でも、こういうのが面白かったり。


プロレスみたいに、沢山のジャンルに触れていきたいとは思っているものの、音楽だとプロレス以上に好みが偏りがちになる事を実感…。

取り敢えず、来年は今のロキノン系やミュージック・マガジン系とか、流行りのアーティストとバンドは好き嫌いなく1度は聴こうと、記事を書いて感じる私なのでした…。

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