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日商簿記3級!この土日だけでゼロから合格点まで引き上げる勉強方法 ~実体験に基づく成功事例~

本稿では、日商簿記3級 を土日の2日間だけで合格点まで引き上げた勉強法をご紹介いたします。
かかった費用は、約2,000円です。

1.学習する前に

(1)意識すること
目的をもつことが最も大事です。
短期だからこそ尚更、明確な目的をもつことで、2日間を集中して過ごすことができます。

~投稿者のケース~
2019年冬に合格した中小企業診断士試験の財務・会計を勉強していたとき、短期間で高得点を狙うため財務会計メインで勉強しており、管理会計がおろそかに・・・。しかし、転職したばかりの経営コンサルタントとして求められる知識・スキルは、財務会計だけでなく、管理会計の知識も含まれており、中小企業診断士の管理会計の範囲を超える2級レベルであったため、いち早く簿記の知識を習得することが、仕事上で必達だった、という目的。

また、次のポイントも、集中できるコンディションを整えるために大事です。
 ①十分な睡眠の確保
 ②勉強に適した環境
 ③栄養の取れた食事、飲み物
 ④軽い運動、ストレッチ

①の「睡眠」は、金曜の夜は早めに寝て、十分な睡眠をとった状態で土曜日の朝を迎えるために必要です。
②の「勉強環境」は、「雑音が無い」「勉強机がある」「長時間座っても疲れないイスがある」など、余計なストレスを感じないで勉強を続けるために必要です。
③の「栄養」は、空腹や栄養不足は集中力を削ぎますので、集中力を維持するために必要です。併せて、コーヒーによるカフェイン接種、栄養ドリンク、サプリメントなど、ご自身に合った工夫もアリです。
④の「軽い運動」は、筋肉の緊張を緩め、脳を休めるために必要です。

(2)準備するもの
以下の3つを準備します。
 ①オンライン講座
 ②直近の過去問
 ③電卓
 ④紙とペン

①のオンライン講座は、Udemy:スキマ時間でビジュアル簿記3級~予備校講師によるビジュアル動画レクチャーを選びました。

★お得情報☆
この講座の適正価格は6,000円ですが、新規のUdemy会員であれば、約2,000円です。既存会員であっても、事前に「ほしい物リスト」に追加しておけば、定期的なキャンペーンで割引になったり、割引付きのウェブ広告と遭遇しやすくなります。(割引価格も新規と同じ約2,000円)

②の直近の過去問は、予備校の無料配布物や市販の書籍に載っています。
著作権の関係で、インターネット上には公開されていません。

~投稿者のケース~
資格の大原:第154回日商簿記検定試験 問題・解答集 請求フォームで取り寄せました。

③の電卓は、自宅にあるもので十分です。ある程度大きさがあり、打ちやすいものが理想です。

~投稿者のケース~
中小企業診断士試験のときに購入したSHARP製EL-G37を使用しました。
3級であればスマホの電卓アプリでも十分でしたが、本番試験に対応するため、意識的に電卓を使用しました。

④の紙とペンは、普段から使い慣れているもので十分です。むしろ、使い慣れていないものを、新たにお金をかけて揃えても、使いにくさが気になって余計なストレスになります。

(3)スケジュール管理
以下のポイントが大事です。
 ①何時に何をするかを見える化する
 ②余裕のある時間設定
 ③こまめな休憩

①の「見える化」は、2日間という短い期間だからこそ、時間ロスを減らすために必要です。
下記の勉強スケジュール例では、オンライン講座が18時間※、過去問を解くのが2時間、過去問の解答・解説が1時間で設定しています。1日11時間学習とややハードですが、時短方法を後述で紹介しています。
※オンライン講座は計12時間ですが、演習を考慮して1.5倍に見積もった計18時間(講座:12時間 + 演習:6時間)としています。

<勉強スケジュール例>
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②の「余裕のある時間設定」は、進捗が少し遅れても大丈夫!という気持ちをもつために必要です。焦ると集中しにくくなります。
③の「こまめな休憩」は、脳を休めて集中力を維持するために必要です。

2.学習中(この土日の間)

(1)進め方
オンライン講座で、講師に言われたとおり進めます。余計なことを考えず、言われたことを素直に受け止め、すぐ実践することが大事です。

(2)時短のコツ
オンライン講座の倍速機能を使います。
倍速機能によって、トータル12時間ある講座時間(一時停止して問題を解く6時間の演習時間を除く)を短縮できます。

具体的には、
・1.25倍速:10hに短縮 → 10h/日ペースに軽減
・1.5倍速:8hに短縮 → 9h/日ペースに軽減
・2.0倍速:6hに短縮 → 8h/日ペースに軽減

講師はゆっくりで丁寧な話し方ですので、1.5倍速で十分理解できました。
ただし、速度を早くするあまり理解度が下がったら本末転倒ですので、自分に合った速度を探してみてください。

~投稿者のケース~
1.5倍速を想定し、1日9時間学習のペースで進めました。ただし、貸倒引当金のところで出戻りが発生し、過去問の第5問の解説で余分に時間がかかったので、2日間で計20時間弱でした。

(3)一時停止してアウトプット
オンライン講座の中で、仕訳をするための文章が表示されたら、答えが表示される前に一時停止して必ず自分で解きます。(一時停止したものが以下のイメージです)

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これを都度行います。わからないところは、わかるまで何度でも視聴して、理解してから次に進みます。わからないまま進めても、必ずどこかで頭打ちになってしまい、結果的に大幅な出戻りが発生します。

(4)過去問の答え合わせ
簿記試験は、マークシート形式ではなく、筆記形式ですので、感で解いも当たりません。わからない問題≒間違えた問題ですので、取り寄せた予備校の解説や市販書籍の解答を見ながら答え合わせをします。間違えた箇所は解説を読んで理解します。何度読んでもよくわからない設問は、Youtubeで公開されている解説を見ます。

~投稿者のケース~
第154回は、予備校の解説でほぼ理解できました。ただし、第5問がよくわからなかったので、日商簿記3級 第154回 第5問 財務諸表という動画を観たら理解できました。

3.学習した後に

短期記憶から長期記憶に変えて、記憶を定着させます。

(1)復習する
エビングハウスの忘却曲線を参考に、定期的に復習することが大事です。

<忘却曲線(wikipedia引用)>
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~投稿者のケース~
2週間後と1ヶ月後に、同じ内容を繰り返し学習しました。同じ学習内容でも、2回目・3回目では大幅に学習時間が短縮されました。実際、2回目は30%削減し、3回目は50%弱削減しました。

(2)実践で活かす
仕事で活かすことが目的になっているならベスト。意識的に、実践で活かしていきましょう。別も目的を設定したら、その目的にどうつながるかを考えて、すぐに実践しましょう。

(3)簿記3級取得のメリット
私が感じたメリットです。
・履歴書に書ける
・社内の必要資格を満たせる(3級の場合のみ)
・3級の知識がないとできない仕事をまかしてもらえるかも
・短期でやりきった自信 等

3級の勉強を通じて、もっと詳しくなりたいと思ったら、ぜひ2級にトライしてみてください。(私も2級にトライ中!)

4.まとめ

目的をもったうえで、オンライン講座と過去問を用意し、スケジュールを立てます。当日は、倍速機能を使って時短を図り、アウトプットを意識しながら進めます。最後に、時間を計って過去問を解き、解答・解説をつかって、内容を理解するところまでいけば完了。復習もお忘れなく!

以上、本稿では、私の体験に基づく勉強方法を紹介しました。
ご自身に合う勉強方法をみつける一助になれば幸いです。

※追記
私が勉強を始めたのは、3月下旬です。コロナの影響で2020年6月開催の日商簿記3級が中止となったたため、タイトルで「合格点」としているのは、最初に解いた過去問(153回・154回)で100点満点中70点以上だったため使用しています。
本稿では、特定のオンライン講座を紹介していますが、利害関係は全くありません。リンクもアフィリエイトではありません。

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