放送大学大学院博士後期課程:1期生の立場から(12)キリスト教と文化研究所
人生には「仕事」と「愛」が必要だと、精神科医のフロイトがどこかで書いていました。これは、若い人であったら、恋人と勉強(勤労)と言い換えることができるかもしれません。家庭と会社という人もいるでしょう。私の場合は、仕事場としての学校と、妻子のいる家庭でした。ささやかな自分の人生をふりかえるとき、フロイトのこの言葉は真理だと思います。
しかし、私には、家庭と職場のほかに、第三の場所が人生には必要であるという気がします。人生という大がかりな建造物は、やはり2本脚よりも3本脚の方が安