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第三回ステキブンゲイ大賞に応募しました~または新作『僕、この漫画を描き終えたら死ぬ予定なんです』の話(表編)~

こんにちは、最近膝を痛めた物書き・勝哉道花です( )

痛めたといいますか、なんでしょう、急に痛くなりまして……。

なんか仕事から帰ってきて「やりー!今日はもう仕事終わりー!ふぅー!」って布団にダイブしたら、左膝だけズキリときたんですよ。
マッサージしたり、なるべく膝を曲げないように生活してたら多少緩和されたので、しばらくこのまま様子見で行こうかなと思ってます。

全然治りそうになかったら、その時こそは久しぶりに整骨院に行こうと思います、はい……(しょんぼり)
花粉もひどいし、なんなのよ、もー!(目が痒くなるタイプなので、この時期はいつでもセルフム○カごっこして遊べます。目が、目がぁああああああああ!!!!)

と、近況報告はこの辺で。

今回は少し前に第三回ステキブンゲイ大賞に新作と共に参加をしたので、その報告をしようかなと思って筆を執りました。

本当は結構前……、1月末にはすでにステキブンゲイさんで作品を公開していたのですが、いろいろあってnoteで報告するのを忘れていました。すみません(白目)

というわけで、早速ステキブンゲイ大賞に参加してくれた新作くんについてお話していこうと思います。
お付き合いしてくださったら嬉しいです!

新作『僕、この漫画を描き終えたら死ぬ予定なんです』に関するお話

今回の新作は、『一次創作(オリジナル)の漫画』を題材にした小説です。
一言でまとめると死ぬ前にSNSに漫画をあげたらバズっちゃった、元商業漫画家さんのお話を書かせてもらいました。

【あらすじ】
ある日、担当に没をくらった漫画をSNSに投稿したら、バズった。 増えるコメント、止まらない拡散にいいね達。「続きが欲しい」なんて言葉もたくさん来た。 こういうのを世間では『シンデレラストーリー』と呼ぶのだろう。漫画家なら、誰もが喜ぶ一発逆転の展開だ。
でも、僕としては「困った」の一言でしかない。
だって僕、これから死ぬつもりなんだから――。

ステキブンゲイ掲載あらすじ引用

▼作品を読みたい方はこちらからどうぞ!

ストーリーができるまでの話

『漫画』を題材にした小説というと、たぶん商業作家になるために頑張る人達のお話……を想像する方が多いかもしれませんが、今回はそれとはまた違った方法で漫画を描き続ける人達のお話に挑戦してみました。

昨今、小説がネットでの公開・投稿で盛り上がってるのと同様に、漫画も近年はSNSや投稿サイトを使っての公開・投稿が盛り上がっています。

実のところ私自身、そうしたSNSや投稿サイト、もしくは自身のサイトなどで公開されているオリジナル漫画を読むのがとても好きでして…。
ツイッターの創作垢なんかでは、たびたび好きなオリジナル漫画のツイートをリツイートしているので、これを読んでいる貴方が私の創作垢をフォローしてくださってる方であれば、もしかしたら「よく知ってるよ」と思っているのかもしれませんね。

いつも趣味を垂れ流しにしてすみません。へへへ……(白目)

とにもかくにも、今作は私が好きなSNSや投稿サイトで投稿されいるオリジナル漫画を用いたお話を書かせていただきました。

当初は「打ち切り漫画のキャラクター」が主役の、打ち切りになる漫画の世界を書こうかと考えていたのですが……。
途中からどうにも上手くいかず頓挫。
また同時進行で別の長編作の続編を制作していた事もあり、あまり新作に時間はかけられない、書くならサックリ書けてサックリ読める短編にするのが一番よさそうだ、という考えからもっと短くスッキリまとめられる話にはならないかと模索。

結果、今の形に収まる事になりました。でへ☆★

エンタメ性は持たせにくそうだったので「共感性」にステータスを全振りしてみた話

今作は、あんまりエンタメ性がないお話となっています。

というのも、前項でも書いたように、本作は「サックリ書けて読める短編」を目指して書くつもりでいたからです。
これは完全なる持論なのですが、短編の場合、作品内でやれる事って基本的に「1つ」もしくは「2つ」に絞られると思うんですよね。

書きたいテーマにしろ、話の筋にしろ、仕掛けるトリックにしろ、基本的にやれる事は「1つ」、よくて「2つ」まで。
でないと、「あれやりたい」「これやりたい」と詰め込みすぎた結果、短編じゃ収まらない量のお話が完成してしまう。
登場人物も人数が多すぎると短編じゃ書ききれなくなってしまうし、背景も複雑にしすぎるとその複雑さを読者に伝える為のシーンを作る必要が出てくるので、それだけで文字数を取ってしまう。

だから個人的に、短編を書く時は「1番書きたい事にのみ焦点を当てて書く」という自分ルールを設けて書いています。

今回の場合、1番書きたかったのは「SNSなどを用いてネットでオリジナル漫画を描く人」と「夢を諦めた人が別のやり方で夢を叶える」という2つでした。
これらに焦点を当てた話を書くとなると、エンタメ性に富ませるなら長編でじっくり「夢を叶える」までの経緯を書いた方がたぶん似合う(たとえるなら『バ○マン』みたいな長編連載でやってくのが絶対、一番いい)。でも今回は短編なので、じっくり経緯を書いてる隙間はないし、登場人物の人数や背景だって書けるものが限られてくる。

ならどうするか。

考えた末に私が取ったのは、「共感性にステータスを全振りする」という策でした。

要するに主人公と同じような想い――、つまるところ「夢を諦めた事がある人」「夢に挫折した人」「自分じゃ無理だと失望した事がある人」そういう方達が読んだ時に「共感できるようなストーリー」を目指して書く事にしたのです。

それが功を成したのか、実際、読んでいただいた方達からは、「共感した」「刺さった」というお言葉もいただけました。
本作を通して自分の創作の在り方について考えてくださってる方までいて……。そこまで考えを広げてくださるの、作者冥利につきすぎる……。ありがとうございます、本当、ありがとうございます……。

締切4日前に思いついて、締切3分前に投稿した話

さてこれが、新作くんに関する最後のお話です。
実は本作、制作までにかかった時間が「4日」というアホみたいな期間で生まれた作品となっています。

というのも勝哉、本当は今回のステキブンゲイ大賞は参加しないつもりでいたのです。
間に合ったら何か出そうかなとは考えたけど、でもたぶん間に合わないなぁと。他に書きたいものがあったのはもちろん、仕事なんかもあって執筆時間があまり取れそうになかったものですから(汗)

だというのに、まさかの4日前にネタが降ってくる事件発生!
「どうせ書くなら、ステキブンゲイ大賞に間に合わせるか!」となってしまい、制作してしまいました(苦笑)

とはいえ、やらなきゃいけない仕事はいくつか残っていたので、最初の2日間は仕事をやっつけながら物語の構造を練るだけの時間になりました。
実際に原稿を書けたのは最後の2日間だけです。
スケジュール管理、ガバガバかな?

しかもコイツ、2日もあるならなんとかなるやろって、初日は数時間ゲームしてやがったんですよ。
殴るぞ、お前。「いやでも今しかやれないイベントあるから…」とかじゃねぇんだよ。痛い目見ろ。

まぁ、実際痛い目は見ましたがね。
締切30分前になっても原稿が終わらないという地獄に追い込まれたので。
ははは、バーカ、ざまぁみろ!(涙目)

結局、投稿できたのは締切3分前とかいう狂気の時間でした。
投稿できてマジでよかった……。あの時、「お疲れ様」とお声をかけてくださったフォロワーの皆、ありがとう……。この世界、優しすぎるよ……。

そんなわけで

以上、新作のお話でした。

ちなみに記事タイトルにも書いてあるように、今回の新作公開報告記事はあくまでも『表編』となっています。

つまり『裏編』があるという事です(笑)

『裏編』では、新作の反省点をまとめる予定でいます。
「今作はこれができてなかった」「ここ、もう少しこうした方がよかったなぁ」など、胸の内にためてる反省点を吐き出してみようかなって。

自分で自分の作品を自己分析するための記事でもあるので、容赦なくいろいろ書き込むつもりです。
なので、そういうのを読むと小説を読む気が失せるって方は、あまり読まない方がいいかも……(汗)

とにもかくにも皆さん、少しでも勝哉の新作にご興味を持っていただけましたら、ぜひ本編を読んでみてあげてください!
よろしくお願いしまーす!

――それでは、また『裏編』で。

【2023/03/14 追記】
『裏編』公開しました!


❀勝哉道花
 Twitter:@KatuyaMichika
 主な小説投稿先:ステキブンゲイ, カクヨム
 pixiv:https://www.pixiv.net/users/70828235
 BOOTH:https://115chika.booth.pm/

❀ココナラでも活動中。
 Web小説や電子書籍用のあらすじ制作を行っています。
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