Kanako Suzuki
長女がついに反抗期に突入。親として初めて経験する反抗期が、けっこうめんどくさかった。
小学校1年生と2ヶ月で登校拒否になった娘と、その娘と向き合うなかで親として学んだことをまとめてみました。
もうすぐ梅雨が始まりそうな、6月のはじめ。次女が学校に行くのをやめて家で過ごすようになった。 「学校を辞める」にあたって、次女と私はいくつかの約束ごとを決めた。ひとつめは、朝は学校に行く時と同じ時間に起きて、夜も早く寝ること。ふたつめは、時間を決めて勉強もすること。そして一番大切な3つめが「堂々としていること」。 これまで学校に行けない次女に対して、散々責めたり傷つけたりしてしまったのだけれど、勇気を出して「休む」と決めたのだから、その選択に対して次女に後ろめたさを感じて
毛穴ひとつ見当たらないすべすべの顔に、ポツポツと赤いふきでものが現れはじめたのは、6年生の終わりごろだっただろうか。ちょうど世界がコロナパニックに突入した時期で、卒業を目前にして長女の小学校も休校になった。 長女は次女とは違って学校が大好きだったので、卒業前の大切な時間を友だちと過ごせないことにひどくガッカリしていた。その後、なんとか卒業式を終えたわけだけれど、今度は中学入学と同時にひと月近くの休校がスタート。 イレギュラー続きの学校生活とステイホーム期間中の運動不
次女が学校へ行くのを嫌がるようになったばかりの頃、私にとって朝は1日のうちで一番苦痛な時間だった。前の晩に「明日は絶対に行く!」と約束した次女が、朝には「やっぱり行きたくない!」と泣きながら大騒ぎして、そのたびに裏切られたような何とも言えない苦い気持ちなるからだ。 ある日、「学校までついて来てくれたらちゃんと行く」と言う次女を、車で送ったことがあった。学校に行ってくれるならそれくらい大したことではない。 ところが、校舎から少し離れた駐車場に着くと、次女は「やっぱり行きたく
次女と私の忘れられない日々のことを話そう。 青天の霹靂。 次女の不登校は、まさにそんな感じだった。 入学してしばらくは3歳上の長女と普通に登校していたのに、5月の連休が明けたころから、毎晩ベッドのなかで「明日、学校いきたくない」とシクシク泣くようになったのだ。そして、なだめながらなんとか学校へ送り出すという日が続いていた5月の終わり、次女はついに玄関から一歩も出られなくなってしまった。 どうして行きたくないのか、理由をたずねても「わからない」の一点張り。ただ、学校に
13歳の長女が、ついに反抗期に突入した。 先輩ママたちから散々聞かされていた「すごいよ、反抗期」が我が家でも現実のものとなったのだ。うん、本当にすごいわ、反抗期。恐るべし反抗期。 何がすごいのかとういうと、朝起きた瞬間から夜ベッドに入るまでとにかくひたすら不機嫌だということ。そして、そのトバッチリを家族のなかで一番受けているのが、私の夫だ。 夫の名誉のためにこれだけは言っておくが、長女が夫に対して冷たい態度をとるのは、これまで彼が子どもに無関心な父親だったからという訳で