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次女と私の忘れられない日々のことを話そう。 青天の霹靂。 次女の不登校は、まさにそんな感じだった。 入学してしばらくは3歳上の長女と普通に登校していたのに、5月の連休が明けたころから、毎晩ベッドのなかで「明日、学校いきたくない」とシクシク泣くようになったのだ。そして、なだめながらなんとか学校へ送り出すという日が続いていた5月の終わり、次女はついに玄関から一歩も出られなくなってしまった。 どうして行きたくないのか、理由をたずねても「わからない」の一点張り。ただ、学校に
次女が学校へ行くのを嫌がるようになったばかりの頃、私にとって朝は1日のうちで一番苦痛な時間だった。前の晩に「明日は絶対に行く!」と約束した次女が、朝には「やっぱり行きたくない!」と泣きながら大騒ぎして、そのたびに裏切られたような何とも言えない苦い気持ちなるからだ。 ある日、「学校までついて来てくれたらちゃんと行く」と言う次女を、車で送ったことがあった。学校に行ってくれるならそれくらい大したことではない。 ところが、校舎から少し離れた駐車場に着くと、次女は「やっぱり行きたく
もうすぐ梅雨が始まりそうな、6月のはじめ。次女が学校に行くのをやめて家で過ごすようになった。 「学校を辞める」にあたって、次女と私はいくつかの約束ごとを決めた。ひとつめは、朝は学校に行く時と同じ時間に起きて、夜も早く寝ること。ふたつめは、時間を決めて勉強もすること。そして一番大切な3つめが「堂々としていること」。 これまで学校に行けない次女に対して、散々責めたり傷つけたりしてしまったのだけれど、勇気を出して「休む」と決めたのだから、その選択に対して次女に後ろめたさを感じて