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穏やかな日々よサヨウナラ

13歳の長女が、ついに反抗期に突入した。

先輩ママたちから散々聞かされていた「すごいよ、反抗期」が我が家でも現実のものとなったのだ。うん、本当にすごいわ、反抗期。恐るべし反抗期。

何がすごいのかとういうと、朝起きた瞬間から夜ベッドに入るまでとにかくひたすら不機嫌だということ。そして、そのトバッチリを家族のなかで一番受けているのが、私の夫だ。

夫の名誉のためにこれだけは言っておくが、長女が夫に対して冷たい態度をとるのは、これまで彼が子どもに無関心な父親だったからという訳ではない。むしろその逆で、彼は会社でも近所でも子煩悩なお父さんで有名だったし、ストレス解消は子どもと遊ぶこと!と言うくらい我が子を愛していた(現在進行形で)。

長女が赤ちゃんだったころは、オムツ替えやお風呂はお手のもの。休みの日には朝から晩までべったりくっついて、3歳違いの次女が生まれてからは、喜んで娘ふたりの遊び相手になっていた。天気の良い休日には、ひとりで娘たちを連れて動物園や公園へ出かけたり、雨の日には(私が苦手な)おままごとや大掛かりな工作をしたり…。そのときの娘たちの楽しそうな笑顔を思い出すと、私は今でもしあわせな気持ちになる。

それなのに、だ。

反抗期に突入した途端、娘は夫に対して猛烈に冷たくなった。話しかけても聞こえていないかのような反応だし、朝、おはよう!と元気に声をかけただけで、「朝からテンションが高すぎ!」と怒られていたこともある。それはそれは、理不尽なひどい対応で、夫のことが気の毒で仕方ない。

というわけで、我が家は今、『長女の反抗期』という猛烈な勢力の台風が通過すぎるのをじっと待つ日々を送っている。そんな我が家の日常を、こっそりここに書き留めておこう。「ああ、そんなこともあったよねー」と、何年か先に笑って振り返ることができることを心から願いつつ。                            Photo by Brittani Burns

 

 


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