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【調査】9/7〜日本入国規制緩和!リベンジ海外旅行 攻略ランキング

こんにちは、令和トラベル研究所です。

先日、これまで日本帰国時に必須だった現地出発前72時間以内のPCR検査を、所定の新型コロナワクチン接種を条件に9月7日から免除することが発表されました。費用面でもスケジュール面でも負担の大きかったPCR検査に関する規制が大きく緩和されることで、いよいよ久しぶりの海外旅行を本格検討する方も多いのではないかと思います。

一方で、円安や物価上昇、燃油高など、日本からの海外旅行のネックになるニュースも耳にします。
そこで今回は、7月に発表した『リベンジ海外旅行 攻略ランキング』の第2弾として、改めて、「今、行きやすいのはどこなのか?」を、6つの指標で評価し、ランキングとしてまとめました。
* 前回の結果はこちらです

今回のnoteでも、ランキングの算出方法の説明の後、結果を発表していきますが、”早く結果を見たい”という方は、算出方法のパートは飛ばして、結果のパートをご覧くださいね。

ランキングの算出方法

ランキングの算出方法は概ね前回を踏襲していますが、大きく2点、変更を加えています。
ランキングの算出方法の詳細は、前回の記事をご覧ください。

<調査対象国>
前回はヨーロッパ諸国を対象から除いていましたが、ウクライナ情勢の影響は依然あるものの、観光回復が進んでいることから今回は対象に含めました。
前回同様、日本人渡航者数上位20の国・エリアをピックアップした上で、観光入国がまだ認められていない中国と台湾を除き、18の国・エリアを対象としています。

<評価の指標>
今回は下記の6項目について、それぞれ5点満点で評価を行いました。

  • 渡航のしやすさ:i) 渡航条件、ii) フライト時間

  • 旅行費用:iii) 燃油高、iv) 滞在費用

  • 現地での過ごしやすさ:v) 訪問者数回復、vi) マスク規制

前回の指標から、”渡航のしやすさ”の指標として、”フライト時間”を追加しています。
各国の渡航規制が緩和される中でフライトの運行状況も戻ってきてはいますが、直行便の運行が再開されていなかったり、ウクライナ情勢を受けた航路変更があったり、コロナ前と同じフライト時間では行くことができない国・エリアもあります。
そのため、「今、行きやすいのはどこなのか?」を明らかにするために、今回新しく指標に加えました。
伴い、指標を6つにするため、前回独立した指標としていた"物価上昇率"と"円安影響"を"滞在費用"として1つにまとめました。

各項目の評価方法は下記の表の通りです。

ランキングの評価指標

ランキング結果

まずは、今回の調査に基づく『リベンジ海外旅行 攻略ランキング』トップ10の一覧です。

攻略ランキングトップ10

全体の特徴をまとめると下記のような感じでしょうか。

  • 円安、物価上昇率、燃油高など、影響が少ないタイがトップに。

  • 訪問者数回復マスク規制も完全撤廃され現地で過ごしやすいハワイが第2位

  • 観光ビザの不要&入国時PCR検査不要が発表された韓国も同率第2位に

  • 全体として、渡航条件緩和、比較的距離が短く燃油高の影響が小さい、インフレ傾向も大きくない、東南アジア諸国が上位に。

  • ヨーロッパ各国は訪問者数回復は進むものの、日本からの渡航という観点ではフライト時間の延長や燃油高の影響が

続いて、上位5の国について詳しく見ていきます。

1位:タイ

1位は前回に続いてタイ。人気の渡航先には、大都会でありながら寺院巡りなども楽しめるバンコクや遺跡の街アユタヤ、そして美しいビーチリゾート地であるプーケットなどがあります。
タイはこれまで入国に際する事前申請やコロナ治療費等を含む医療保険への加入を求めていましたが、7月1日からこれらを廃止しました。有効なワクチン接種証明書があれば、入国時のPCR検査は不要です。
日本と比べて物価も低く、ここ数年での物価上昇率も抑えられています。さらに、円安影響も限定的で、おトクに現地滞在を楽しめます。
まだ観光客の戻りは少ないですが、マスクの着用義務が撤廃されているため、マスクを気にせず観光を楽しむことができます。

2位:ハワイ(同率)

2位はハワイです。早くから入国規制の緩和を進めており、現在はワクチン2回接種で、入国時のPCR検査は不要です。マスク規制もなく、マスクフリーの滞在を楽しめます。ハワイはコロナ前はアメリカ本土からの訪問者が7割、それ以外(海外から)が3割を占めていました。現在、海外からの訪問者数の回復は4割弱ですが、本土からの渡航者はコロナ前の1.1倍程度に増加しており、全体としてはコロナ前の9割程度まで訪問者数が戻ってきています。
また、ホテル内施設やルームサービスの利用など、滞在中の消費額が多い本土からの渡航者数増加の影響を受け、観光客の消費額はコロナ前以上の水準になっているというデータもあります。
夏休みシーズンには、日本からの渡航も徐々に戻り、現地も活気が戻ってきてはいます。しかし、観光客の利用が多いショッピングセンターや一部レストランなどは閉鎖中のところもあり、完全回復とまではいっていない状況です。

2位:韓国(同率)

コロナ禍のステイホームで「第4次韓流ブーム」が起き、エンタメにも熱視線が集まる韓国が、今回ハワイと同率の2位となりました。
これまで韓国は韓国側の入国規制が厳しく、コロナ前は日本からの渡航者数最大のエリアでありながら、なかなか渡航回復が進んでいませんでした。
しかし、8月上旬に一時的な観光ビザ不要措置が発表され、先日、これが10月末まで延長されることが決定。さらに、韓国入国前のPCR検査も不要となり、一気に渡航しやすくなりました(韓国入国後のPCR検査は残っています)。
燃油高影響、円安影響も小さく、費用面ではコロナ前と近い水準で渡航・滞在することが可能です。
ショッピングやグルメを楽しむソウル、ビーチリゾートでありながら山も近い釜山、「東洋のハワイ」とも言われるチェジュ島などが人気の渡航先です。
現地はまだ訪問者数回復は進んでおらず、これまで日本人含む外国人観光客に人気だった明洞や東大門エリアは閉店・休業が目立つ状況です。一方で、弘大や江南、梨泰院など、新エリアに注目が集まっています。

4位:フランス(同率)

ヨーロッパの中から、トップ5にランクインしたのはフランスでした。おしゃれな街の代表格パリ、ワイナリー巡りを楽しめるブルゴーニュ、リゾート地として人気の南仏(プロヴァンスやコート・ダジュール)と、人気観光地が目白押しで、魅力的な渡航先です。
早くから、ワクチン接種証明書も不要で渡航条件はコロナ前同様に緩和されています。海外からの訪問者数はコロナ前の7割以上の水準に回復し、マスク規制もありません。
アメリカなどと比べれば、物価上昇率や円安影響は限定的です。
一方、燃油高の影響を大きく受け、またウクライナ情勢による航路変更でフライト時間が通常より2-3時間長くかかる点が、日本からの渡航者にとっては懸念点になりそうです。

4位:マレーシア(同率)

同率の4位には、東南アジアからマレーシアがランクインしました。都会の観光を楽しめるクアラルンプールや、ペナン島、ランカウイ諸島等の美しい島々が人気です。
タイ同様、有効なワクチン接種証明書があれば入国時のPCR検査は不要です。やや円安影響を受けていますが、もともとの物価水準はタイよりさらに低く、物価上昇率も調査対象国の中で最低水準のため、現地滞在を抑えられる点が魅力です。
やはり訪問者数回復はこれからで、屋内や公共交通機関におけるマスク着用は必要になりますが、観光回復が本格化して混雑する前に一足先に楽しんでみるのも良いかもしれません。

さいごに

以上、令和トラベルがおすすめする『リベンジ海外旅行 攻略ランキング』第2弾でした。
令和トラベルでは、スマートに海外旅行を予約できるアプリ「NEWT」をお届けしています。パスポートの読み取り機能や渡航前にすべきことを教えてくれる「やることリスト」など、久しぶりの海外旅行を応援する便利な機能を備えていますので、ぜひ、NEWTでリベンジ海外旅行を検討してみてくださいね。

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