見出し画像

里帰りなしの2人目出産〜産後を振り返って思うことたち 【備忘録】

自身の妊娠の記録や、出産前後でやっておいた方が良かったこと、夫婦関係やスケジュールの変化などについてつらつらと綴った #note が、自分自身の振り返りという意味でも非常に良かったので、懲りずに書く。

あれから無事に2人目を出産し、産後1ヶ月を少し過ぎた。その、今さらりと書いた「2人目出産」「産後の1ヶ月」というのは、自分が体験してみるまでとにかくまあ未知で不安しかなかった。

息子の出産(2年前)は、実家に里帰りして3ヶ月ほど過ごしたのだけど、今回は息子も保育園に通っていることもあったので里帰りはナシ。旦那と私、息子、新しく産まれてくる娘の4人でなんとか策を練ることにした。産まれる前からやたらと「やばいやばい」言ってたわけだけど、具体的になにを心配していたのかは以下参照。一つずつ振り返っていく。 

臨月、出産直前までの息子の世話

妊娠後期になって、思うように動けない自分の身体的なキツさもあったけれど、それに伴って息子(2歳)の赤ちゃん返りが始まる。どんどん大きくなる私のお腹と、その得体のしれない存在に私の心が持っていかれているのが伝わるのだろう… 「保育園から帰りたくない」という降園しぶりがひどくて、お迎えに行っても一時間以上ぐずって帰れないことが毎日続いた。自分が元気だったら無理やり抱っこして帰ることもできたんだけど、追いかけ回したりする気力も体力もなく、ただひたすら本人が納得して帰る気になってくれるまで諭す、説得する、待つ。

私は産休に入っていたけれど、旦那の仕事が忙しいのと重なってしまったこともあり、大きいお腹でお風呂の浴槽を洗うのとか、子供がご飯を食べたあとの床をさっと掃除するのとか、嫌がる息子に歯磨きをさせるのとか‥ このあたりのルーティンが地味に辛かった!

叱って無理やりやらせるのではなく、自分からやってくれるというのを目指して、この時期に大変お世話になったのはこちらの一冊。叱るという行為は自分も疲れるので、子供の年齢を考えた効果的な声掛けとかが学べたのがとても良かった。

なお、この時期のストレス解消は「くらしのマーケット」で依頼するエアコン清掃や、洗濯機の清掃など。3時間ほどでがさーーーっと、溜まった汚れをピッカピカにしてくれるのが最高に気持ちよかった。赤ちゃんを我が家に迎える準備もできるし。家事代行のサービスで水回りの掃除などをしてもらったこともあったのだけど、私の場合は家事手伝いよりも「業者がプロの技で徹底的にピッカピカにする!」というタイプの方が清々しく気に入ったのでかなりお世話になった。年末にやたら流れてた山村紅葉のCMが懐かしい。

出産日が近づくにつれて重くなっていく身体。平日の買い物などはネットスーパーを利用した。イトーヨーカドーのネットスーパーは母子手帳を提示すると、4年間いつでも配送料が102円(税込)になる素晴らしい特典がある…! そんなことを妊娠中に教えてくれたママ友に感謝。これから出産される方はぜひ!

そういえば、お腹が苦しくて夜中に熟睡できず何度も目覚めるのも辛かったな… Netflixで海外ドラマを夜明けまで観まくってた。

5日間の入院中の息子の育児、家事全般、心のケア

出産予定日が年末(12/27)ということもあり、12/27〜31までの入院期間、上の子の保育園はお休み。幸い旦那も年末の休みに入ったところだったので、主に旦那が長男の世話をまるっとやることに。

毎朝ひと通りの家事をやって、子どもを外に遊びに連れて行ってからバスに乗って病院(面会)へ。夕方には帰って晩ごはんの支度をして食べさせてお風呂入れて寝かしつけして、残った家事をして… という生活。1~2日ならともかく、5日続けて一人でこなすのはそれなりにハードだったと思う。ママが入院しているからつまらないという想いをさせまいと、今日は水族館、明日は凧揚げ、と連日あれこれアクティビティを用意して二人で過ごしてくれた。出産前後の息子の心のケアは一番気にしていたことだったので、旦那が大活躍してくれて本当に助かった!

それに加えて、私の姉にも、息子の遊び相手として来てもらった。息子は姉にも懐いているので嬉しそう。そうこうしているうちに、2週間、住み込みで手伝ってくれる私の母親が大阪からやって来た! サポート体制万全! みんなで楽しく年が越せるぞ!(12/31、娘と無事に退院)

入院中〜退院後の自分の身体と家のこと

退院後の2週間はとにかく母親に甘えまくり。2~3時間おきの授乳などはありつつも、比較的よく眠る新生児だったので、日中はあれこれ事務作業(保育園申込みの資料作成や溜まってた仕事)などをしながら、上げ膳据え膳で過ごさせていただいた(土下座)。

今回は無痛分娩だったこともあり、産後の体調もすこぶる良かったので、久しぶりのママを独り占めしたがる息子と二人でお出かけしたりもした。

私も知らない間に母親は ”ていねいな暮らし” 教に入信していたらしく、朝からパンを焼いたり、連日収納グッズを買いに行って、私が手つかずだった台所の整理やタンスの整理などを一切合切やったりしてくれた。母、予想を超える大活躍!

産後1ヶ月、家出れない問題(買い物どうする?)

そんな超戦力となった母親も、産後2週間で帰宅。母親がいなくなる前に慌てて業務スーパーへ行き、非常時さながら冷凍食品やレトルト食品を買い込んだ。ここから産後一ヶ月を迎えるまでが勝負。ご存知のとおり、産まれたばかりの子供は、基本的に生後1ヶ月(一ヶ月検診を終えるまで)は外出NGということになっている。

そんなこの時期に一番助けになったのが、我が家に遊びに来てくれた友人の存在。「何か必要なものがあったら言って!」という連絡に「デカフェのドリップコーヒー」「朝食で食べられる美味しいパン」「牛乳と卵」と、遠慮なく買い物を頼んだ。この時期、ライター仲間の小沢あやちゃんのこの #note を読んだ影響が大きい。

買ってきてくれたお代は、LINE PAY でサクッと送金。この時期、銀行にもなかなか行けないのでぶっちゃけ手元に現金すらなかった。便利なキャッシュレス社会に感謝!

これは完全に余談だけど「美味しいパンやコーヒーを買ってきて欲しい」というと、皆それぞれ近所にある自慢の店であれこれ素敵なものを買ってきてくれる。普段なかなか行けないエリアの人気のコーヒーショップとか、有名店のクロワッサンとか、朝ごはん重要人間の私には一番うれしかった。産後、家で閉じこもる日々の中で、美味しい朝ごはんを楽しみに目覚めるなんて至福。

画像2

そして、頼んでいないのに息子のためのシールブックをさらっと買ってきてくれた徳ちゃんには感動させられた…! 妹ばかりが注目される時期の思わぬサプライズ。100均のおもちゃでも、文房具屋のシールでも、子供は大喜び!ありがとう!

さらにこの時期、同じく小さな子供がいるマンションのお隣さんにもかなりお世話になった。「ちゃんと食べてる!? 寝てる!?」「今からスーパー行くけど、買ってくるものない?」と、ことあるごとに連絡をくれたので、その度に「晩ごはん多めに作ることがあればちょっと分けてくれませんか!」「もやしと豚肉買ってきてくれたら嬉しいです!」と甘えた。

このときに、お隣さんが作って届けてくれたおかずたち。最高やん。

画像1

実はこのときまでお隣さんとはそこまで深い仲ではなかったのだけど、厚かましいお願いをするたびに親睦が深まったように思う。この間のカレー美味しかったです!と旦那も挨拶をするきっかけになったし、ちょうど自宅に沢山届いたみかんをお礼にあげたり、近所の小児科情報を交換したり、ちょっとしたご近所付き合いの始まり。お願いをする方は「こんなこと頼んでいいのかな?」と躊躇うけれど、頼られるのって、案外嬉しいんじゃないのかな(私の場合はそう)。

産後に頼ったことがきっかけで、今ではお互いの家で子供同士を遊ばせる仲に! 人の手を借りずにはいられなかったピンチに感謝。

産後1ヶ月、家出れない問題(上の子の送迎どうする?)

そして最後に、産後1ヶ月間の上の子の保育園の送迎問題。家から保育園までは徒歩5分ほどなので、娘を抱っこしてサクッと行っても良いのでは… とほんのり思っていたけれど、さすがに子どもたち(と多様なウィルス)いっぱいの保育園に新生児を連れていくのは抵抗がある。毎日の朝の送りと、お迎え何日かはこれまでどおり旦那に任せたけれど、仕事が忙しい年始のタイミングと重なったこともあり、さすがに毎日夕方5時に仕事を終わらせて帰宅するのは厳しい。

そこで外部サービスを検討。お迎えだけなら1時間もかからず終わるので、最短でも3時間利用のベビーシッターサービスは割に合わない。出産前に区のファミリーサポートに登録して送迎のサポートをしてくれる援助会員さんを探した。運良くご近所に住む素敵な方とマッチングしたので、週に3日はファミサポさんにお迎えを依頼することに(1時間800円という破格)。

残りの週2日は、同じ保育園のママさんを頼った。通園ルートで我が家の前を通るので、お迎え時に我が子も一緒にピックアップして帰ってきてもらう。そんなことまで頼んで良いものか… と勝手に一人で悩んでいたけれど、「うちも下の子のとき○○ちゃんのママに助けられたから!」「遠慮しないで!」と強く言ってもらったのでお願いすることに。赤ちゃん返りでさんざん降園しぶりをしていた我が子も、お友達と一緒に帰ると驚くほどにスムーズ! ママ友の子もうちの子も相当楽しかったようで「また○○ちゃんと一緒に帰りたい!」といまだに大騒ぎ。結局、産後1ヶ月の検診を終える日まで頼らせてもらった。友達のママの言うことはしっかり聞く息子に、ちょっとした成長も感じた。「お礼もかねて、今度我が家でお好み焼きパーティーでもしようね」なんて約束をして、有り難いことに、またも親睦が深まる。

【まとめ】 人にお願いするってめちゃくちゃ大事だし、迷惑がられるようなことでもないんだな

画像3

そんなわけで、親族・友人・マンションの隣人・保育園のママ友・行政サービスなど沢山の力を全面的に借りながら、無事に娘の一ヶ月検診を終えた。娘を連れて外出することもできるようになったので、今は娘をスリングに入れてお買い物や保育園のお迎えもできるようになった。

2人目出産〜産後1ヶ月を振り返ってみて思うことは、やっぱり遠慮なく色んな人に甘えるべきだなということ。核家族として東京で生きる厳しさを日々ママ仲間と嘆いていたりするけれど、そんな私たちに「手を貸したい」と思ってくれてる人は案外沢山いるのかもしれない。むしろ私の方が「こんなことまで頼むのもな…」「厚かましいと思われないかしら」なんて考えすぎていたのかも。

・上の子のお迎えに行く30分間、下の子を家で見てもらえない?
・お迎え時に、うちの子もピックアップしてきてもらうことってできる?
・スーパーに行くときに、ついでの買い物頼んでもいい?
・うちに遊びに来るとき、コレ買ってきてくれたら助かる!

どれも言うのに勇気が必要だったけど、嫌そうな顔をされたことは一度もなかった。そしてもちろん、いつか逆に私が同じようにお願いされたら張り切ってお手伝いするのだろう。これまでも、妊娠出産に限らず「なにか困ったことあったら言って〜」と声をかけてくれる優しい仲間はたくさんいたのに、自分が何をしてもらえたら助かるか?ということを具体的なタスクに落とし込むことまではしていなかったんだと思う。逆の立場からすれば、生活にどの程度介入してもOKなのかは人それぞれだし、一体何を手伝えばいいのかなんて察することも難しいよね。

そんなこんなで、人に素直にお願いするのってめちゃくちゃ大事だし、迷惑がられるようなことでもなかったんだな。っていうのが、産後一番の気づき。もちろん断られることだってあるから、それでいちいちヘコんだり傷ついたりしないのも大事。

小さないのちを2つも預かってるわけで、我が子たちのためにも、多少の厚かましさは持ち合わせなくちゃ。素直に「助けて!」と言えるおばちゃん力を味方に、これからもがんばっていく。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?