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家庭が地獄な子供たちへ

はじめまして。れいめいと申します。東京のIT系のフリーランスで一人暮らしの30代・独身・女。これが私のすべてではありませんがWeb上では充分な情報なので他は割愛。

さて、表題の件ですが今世の中がこんな状況になり学校に行けず、お友達にも会えず、家で過ごさなくてはいけない状況ですよね。

それ自体は仕方がないことだしあなたのせいでもないし命を守ることが大事です。言葉の通り『命』を守ることだけにおいては大事です。

ただ人はとても複雑な生き物で命があってこそですが『心』が生きていてこそでもあり、不運にも家庭環境に恵まれていない場合は『心』が先に死んでしまうことをとても心配しています。

私は機能不全家族の中で育ち、家は地獄そのもので学校が逃げ場でした。勉強は嫌いだったけどどんよりとした空気、会話のない食卓、いつ家族のストレスのはけ口になるかわからない緊迫感、存在を無視された孤独感、いつも枯渇してる心、そのどれよりも学校は私にとってオアシスでした。

私の時代とは違いSNSでお友達の仲良し家族、素敵なご両親や兄弟、笑顔が溢れる食卓なんかを簡単に見れてしまいますよね。それと自分の状況を比べてとても悲しく情けなく辛い気持ちになってはいないでしょうか。自分が家族を笑顔にしないと!とピエロを演じ、必死に暗い空気を打ち消してはいないでしょうか。それでも親や兄弟の機嫌によってはそれを称賛されたり翌日は罵倒されたりし試行錯誤しあなたの存在価値を心を削りながら必死に守ってはいないでしょうか。そして養育者から「食事を与えてる」「教育を与えている」「お前は恵まれている」「感謝しろ」等言われいないでしょうか。

もしそのようなことがあるとしたら1つだけ覚えておいて欲しいのは『あなたは悪くない』ということです。絶対にです。悪くないよ。

今の日本では未成年で誰かが定めた”虐待”が確認されない場合は家庭から逃げる方法はありません。衣食住が整っており身体的な暴力等が確認されないと残念ながら救済措置もないはずです。

「必ず未来にいいことがある」「頑張れば報われる」なんてことは私は言えないのですがどうか今だけを見ずに生き延びてください。『命』も『心』も両方です。そして繰り返しになりますが『あなたは悪くない』こと、覚えておいてください。家庭でピエロにならなきゃいけないのならなってもいいです。ただ今までと根本を変えるのです。『この人たちは私をこうしないと生きていけないんだ』と。「感謝しろ」と言われても真に受けないでください。その大人とおぼしき人間はあなたがいるからこそ社会で「父」や「母」という称号を得らているだけの生き物です。

休校期間とても長く感じると思いますが人生はもっととても長く続きます。人生は冒険です。私も冒険の途中ですが「家庭」という【地獄】を出て冒険できる日は必ず来ます。親は選べなかったけど冒険仲間は自分で選べます。冒険の先には私のように生き延びた人間がいること、いつか同じような仲間と会えるかもしれない希望をここに残します。あなたの冒険の先に幸せな未来がありますように願っています。どうか生き延びてください。私も生きていきます。いつか出会える日が来る日を楽しみにしてます。



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