#息子の成長
自閉症の長男、中学校に行く➄
中学校3日目の朝、初めての自転車登校。
息子と仲良しの友達と2人での登校だ。
この友達がいなかったら、息子は朝から登校することができなかっただろう。
「智也が一緒に行かないと泣いちゃうから。」
そんなことを先生に言って、朝から登校することを決めたと聞いて、嬉しくなった。
友達を思いやる気持ちが、息子の行動に繋がっている。
他の子を思いやれる子で良かった。
7時40分、元気に家から出発。
顔
自閉症の長男、中学校に行くの話➃
入学式の翌朝、学校に行きたくないとぐずる息子。仕方なく、学校に電話をして、ありのままを伝える。
電話口に出てくれた先生は、よくあることだという感じで心地良く応対してくれた。
数十分後に担任の先生から電話がきて、
「どうですか?雄大君、少しでも来れるといいんですけど。でも、無理はしないように。」
と言ってもらった。
初日から休んでしまうのは、この子の為にも良くない気がした。
「少しだけでも行って
自閉症の長男、中学校に行くの話③
12時30分からの入学式当日。
朝起きてから、少し暗い顔の長男。
「本当に行くの?」と何回も聞いてきた。
「うん。行くんだよ。」と同じ返答を繰り返す。
親と一緒に行くということに、ちょっと安心はしているはずだ。いや、逆に親と一緒だから、行かないといけないと思っているのかな。
ちょっと考えてみる。
この子が不安にならないようにできることはあるだろうか。
自閉症じゃなくても、緊張と不安が
自閉症の長男、中学校に行くの話②
無事に小学校を卒業した自閉症を持つ長男。
今度は、中学校という大きな環境の変化に立ち向かうことになる。
大幅な環境の変化に加え、2クラスずつしかなかった小さな小学校から、市内で2番目に生徒数が多いマンモス校へと行くことに私自身が不安だった。
この中学校には、同じ小学校からは息子ともう1人の男の子の2人だけだった。
知っている人がいないのは、ただでさえ不安なはずだ。
支援学級を選んだ息子は