【カナダ】絶景カナディアンロッキーを堪能するならアイスフィールド・パークウェイ
カナディアンロッキーとは
世界自然遺産に登録されているカナディアンロッキー山脈自然公園群は、バンフ、ヨーホー、ジャスパー、クートニーの4つの国立公園、ハンバー州立公園、アシニボイン山州立公園、ロブソン山州立公園の3つの州立公園から成る広大なエリアです。およそ4500㎞に渡って3000m級の山々が連なり、その谷間にはまるで鏡のような輝く湖をみることができます。この約6000万年前に誕生したカナディアンロッキーの大地では圧倒的な絶景を十分に堪能できるはずです。
カナディアンロッキーの観光拠点は3つの町
出典:https://www.fellow-travel.co.jp/
カナディアンロッキーの拠点は南はバンフ、北はジャスパー、その中間にあるレイクルーズ。この町の詳細は別記事で紹介します。
アイスフィールド・パークウェイとは
レイク・ルイーズからジャスパーまでを結ぶ93号線はカナディアンロッキーの観光ルートとしてアイスフィールド・パークウェイと呼ばれています。日本での愛称はロッキーパノラマ街道ともいわれます。232㎞に渡るこの道は約3時間で移動できますが、ほとんどの人が1日かけてまわります。
また、レイクルイーズとバンフを結ぶ50㎞ほどの道のりをボウ・バレー・パークウェイと呼びます。
つまり、このアイスフィールド・パークウェイを車で走ることによってカナディアンロッキーの絶景ハイライトを効率よくみることができるのです。
アイスフィールド・パークウェイのマップを手に入れよう
出典:https://www.pc.gc.ca/
アイスフィールド・パークウェイの絶景ポイント、写真スポットがこと細かく記してあるのは今現在、日本のガイドブックより、英語のガイドブックやパンフレットに軍配があがります。英語のガイドブックであればトイレの場所やマイナーな絶景ポイントまで親切に記載されている地図もあります。英語が苦手な方でも、単語や写真、マークで十分理解可能なためぜひ参考にしてみてください。
地図が無料ダウンロードできるサイト
アイスフィールド・パークウェイの立ち寄りポイント
ジャスパー(A)
カナディアンロッキーの北のゲートシティになるジャスパー。別の名を「星降る街」。ここは世界150か所認定されている星空保護区の1つです。しかも世界で2番目に大きい星空保護区になります。毎年10月にはダークスカイフィスティバルというイベントが開催されています。
出典:https://jasperdarksky.travel/
アサバスカ滝(B)
アサバスカ滝はジャスパーから南に約30kmの場所にあります。コロンビア大氷原から流れ落ちるこの滝は落差約24m、幅約18mで、初夏は大迫力の水量になります。無料駐車場もありますし、滝まで歩いていくことができます。滝の周りは整備されて遊歩道もあるため、安全にみることができますよ。
コロンビア大氷原(C)
コロンビア大氷原は、カナディアン・ロッキー最大の氷原です。面積325㎢、厚さ365m、長さ28kmの規模を誇ります。ここには6つの氷河が存在しますが、我々観光客がみれるのは主にアサバスカ氷河になります。「グレイシャー・アドベンチャー」では氷河の上を走行する雪上車と空中の遊歩道を散歩できるスカイウォークのアドベンチャーを体験できます。セットでC$90(日本円で約7700円)になります。少々お値段は張りますが、ニュージーランドでの氷河散策ではヘリコプター代がプラスされ、5倍以上かかりました。アイスフィールド・パークウェイ沿いで気軽に氷河を経験できるので安いものです。
ウォーターフォール・レイク(D)
アッパーとロウワーと2つの湖で構成される湖です。ロウアーは氷河湖なのでとても綺麗で、背後には雄々しいシェフレン山がきれいにみえます。大きな駐車場がないためか観光バスもあまり止まらず、静かに眺めることができますよ。
ペイトー・レイク(E)
氷河が溶けた水でできたターコイズブルーの湖。時間帯によって色が変化するのも面白さの1つです。展望台がありますので、そこから絶景写真を撮ってくださいね。駐車場から展望台まで歩くまでに高山植物がたくさん生い茂っています。ただし、展望台は非常に狭く、横並びで8人くらいしか立てません。観光バスがガンガン来る時間帯に被ってしまうと湖をゆっくり眺めるのは困難になります。
ボウ・レイク(F)
こちらも氷河が溶けだした水でできた湖です。ペイトー湖よりターコイズブルー色は薄いですが、息を飲む絶景です。こちらは道路にすぐ湖が面しており、遊歩道もあるため小道を歩きながら絶景を眺めることができます。
クロウフット氷河(G)
出典:https://commons.wikimedia.org/
カラスの足先のような氷河。昔はくっきり3本あったが、1940年代に崩れて現在は2本。それでもみごたえは十分にありますよ。側道に車を止めて写真を撮っている方が多いので、すぐわかると思います。
レイク・ルイーズ(H)
カナディアンロッキーの中で最も美しいと言われる湖がこのレイクルイーズです。ロッキーの宝石と称され、PCデスクトップの壁紙としてよく使用されます。湖の奥にはダイヤモンドのような氷河を抱くビクトリア・マウンテンがみえます。
ちょっと寄り道:世界一美しい湖、モレーンレイク
レイクルイーズから車で30分。旧カナダ20$紙幣にも印刷されていたほどの絶景です。カナディアンロッキーの最大の美しい景色です。世界遺産にも登録されており、後ろにはテンピークスと呼ばれる山々が佇んでいます。
ここは必ず行ってほしい場所の1つではありますが、豪雪地帯のため冬場は道が閉鎖されてしまうため要注意です!
ちょっと寄り道:ヨーホー国立公園
こちらもレイクルイーズから車で30分。モレーン湖からすぐ近いので、ついでに周りましょう。カナディアンロッキーの4つの国立公園の中では最小規模になります。しかし、連なる山々や滝をみるには絶好の場所になります。
スパイラル・トンネル(ちょっと寄り道)
出典:https://www.canadamanual.com/
キッキングパス・ホース・パスと呼ばれる急勾配の峠を列車が超えれるように8の字型のトンネル。5月から10月中旬は丘の上の展望台がオープンしています。写真映えはあまりしませんが、非常に珍しいスポットには間違いありません。
タカカウ滝(ちょっと寄り道)
カナディアンロッキーの中で一番豪快な滝スポットになります。最大級の400m近い落差を誇る滝のため、囂々と唸る音は迫力満点です。大型バスが入れない場所なので、絶景ポイントにも関わらず他のスポットよりも団体観光客が少なくゆっくりみれると思います。
駐車場から滝にむかってトレイルを10分ほど歩くと、滝壺のすぐ近くまで行くことができます。
ナチュラルブリッジ(ちょっと寄り道)
長い長い年月をかけて、自然にできた岩の橋です。キッキングホース川の氷河の溶け水によって削られました。切れ目を覗くと非常に激しい激流を見ることができます。
エメラルドレイク(ちょっと寄り道)
出典:https://www.flickr.com/
ヨーホー国立公園の中で最も巨大な湖です。ここにあるロッジでは宿泊、食事をすることができるのですが、なんといくつもの受賞歴があり、地元でもかなり有名です。
A:スパイラルトンネル
B:ナチュラルブリッジ
C:エメラルドレイク
※タカカウ滝はスパイラルトンネルから車で北上し、15分で行けます。細い道路のためかグーグルマップでルート検索できませんでした。
キャッスル・マウンテン(I)
出典:https://commons.wikimedia.org/
カナディアンロッキーを代表する標高2766mの山。石灰岩でできたこの山は、氷河の浸食によって削り取られて今の形となっています。西洋のお城に似ていることから「キャッスル・マウンテン」と名がついています。
バンフ(J)
出典:https://en.wikivoyage.org/
バンフは古くからある山岳リゾートです。カナディアン・パシフィック鉄道の社員によって1883年に偶然に温泉を見つけたのがきっかけでリゾート地として開発されました。街の中央にボウ川が流れ、北側はレストランやショップ、南側はリゾートホテルが並びます。ここの街では乗馬、カヌー、ハイキング、サイクリング等のアクティビティを楽しむことができます。
出典:https://www.banfflakelouise.com/
まとめ
いかがでしたでしょうか。絶景カナディアンロッキーを堪能するならアイスフィールド・パークウェイに行きましょう。カナダの魅力はここに凝縮しています。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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