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感情から逃げてだと思い出が少なくなります

人生の目的は、思い出作りだといいます。
最近、僕はこの考え方が気に入っています。

思い出って、これまで経験してきたことです。
とはいっても、経験してきたことすべてが思い出というわけではないと思います。

いくら楽しかったことでも、すっかり忘れてしまっていることはいっぱいあります。逆に、すごく苦しかったことだけど、いつまでも覚えていることもあります。

思い出というのは、記憶に残っているこれまでの経験のことです。では、記憶に残る経験と残らない経験は何が違うのでしょうか。

それは、感情です。
記憶に残る経験には、大きな感情が伴っています。

大きな感情というのは、喜び、達成感、つながり感などのポジティブな感情もあれば、悲しみ、苦しみ、喪失感などのネガティブな感情もあります。たとえ、辛く苦しい経験だったとしても、それは大切な思い出には変わりありません。

人生の目的である思い出作りには、感情が深く関わっていることになります。そして、大きな感情を感じる経験って、多くは人間関係が絡んでいるように思います。

人とのご縁によって、最高に楽しい経験になることもあれば、すれ違いによる別れによって、喪失感を伴う悲しい経験になることもあります。

感情ってときに厄介なもので、痛みを感じるのが嫌なので逃げたくなったりします。人生では、逃げることもたまには必要だと思いますが、逃げてばかりでは思い出は得られなくなってしまいます。

何かにチャレンジしなければ、失敗という絶望感からは逃れられるけど、成功という達成感を得ることはできません。好きな人に想いを伝えなければ、失恋という痛みは避けられるけど、深いつながり感は得られません。

ただ、よくよく考えてみると、失敗であっても成功であっても、失恋であっても恋が成就したとしても、どちらに転んでもそれらは思い出になるのかもしれません。

ポジティブかネガティブかは違いますが、大きな感情が伴うという意味では同じだからです。

やった後悔よりも、やらない後悔の方が大きいと聞いたことないですか?

きっと、やってみればどちらにしても思い出になるからだと思います。やらなければ、そのときだけは「失敗しなくて済んだー」と思えるかもしれないけど、後々、「もしかしたらうまくいったかもしれない」という思いが残り続けます。

感情から逃げてばかりでは、思い出が少なくなってしまうし、後悔の思いも残るかもしれません。

だからといって無理はしなくてもいいと思います。
できる範囲で大丈夫なので、思い出作りにチャレンジしてみましょう。

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