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外国出身の力士を日本の若いファンが応援している光景を見るとほっこりします

昨日大相撲名古屋場所が無事千秋楽を終えました。

コ〇ナの感染者および濃厚接触者が続出して大量の休場者を出した異例の場所でしたが、横綱照ノ富士との優勝争いを制して前頭二枚目の逸ノ城が見事初優勝を飾りました。
(リンクの写真の右側でバンザイしているのが逸ノ城です、すてきな笑顔で癒されます)

私はテレビでずっと見ていたのですが、今回は印象的な光景がありました。

客席で逸ノ城のファンとおぼしき若い女性が手作りのボードに逸ノ城の似顔絵を描いて応援していたのです。それも一人や二人ではなく、会場のあっちこっちに逸ノ城のファンがいました。

力士の名前が入ったタオルは売られているのでタオルで掲げて応援するのはよく見られますが、手づくりの応援ボードに似顔絵を描くほど熱心なファンがいるのを見ると逸ノ城は力士の中でもかなりの「愛されキャラ」かもしれません。

逸ノ城は今でこそ日本国籍に帰化されていますが、出身はモンゴルの大草原で生粋の遊牧民です。

高校生の頃にスカウトされて来日して鳥取城北高校に留学し、卒業後実業団を経て2014年にプロの大相撲に入りました。

日本語を覚えたのが高校からなので優勝インタビューでのやり取りはまだたどたどしいところはありますが、思ったことを率直に喋るところが逸ノ城の素朴な人柄を感じさせてまた良かったです。

さて、今回も含めて大相撲では外国出身の力士が優勝することがもはや珍しくないのですが、ひと昔と比べると多くの相撲ファンは好意的に受け止めるようになりました。(つい最近まで丸10年日本出身の力士が優勝できない時代がありました)

もちろん年配の相撲ファンの中には今でも外国出身力士の活躍を快く思わない「純血主義者」がいますが、ほとんどの相撲ファンは力士の出自を気にしていません。

特に若い相撲ファンは外国出身の力士でも「推し」の力士であれば熱心に応援しますので、外国から日本にやってきた力士にしてみれば心強いことだと思います。

そんなわけで、逸ノ城の似顔絵を描いてあたたかく応援する若いファンを見て何だかほっこりした気持ちになりました。

大相撲は昨日で終わってしまったので、また二ヶ月ほど相撲ロスの日々が続きますが…

最後までお読みいただきありがとうございます。

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