24歳、25歳、27歳の証明写真でたどる気持ちの変化
こんにちは。こいつ自分の写真載せすぎじゃない?れいこです。
多分ずっと誰かに見て欲しかったんだなあって思いながら最近写真載せまくっています。友達とは共有してたんだけど、きっと知らない人とも共有したいんだと思います。欲張り。
そんな私は24歳、25歳、27歳と、転職をきっかけに証明写真を撮っています。24歳はアパレルから離れるとき。25歳は事務に就職するとき。27歳は、事務職を離れた最近の写真です。
2枚目だけ人にとって貰って加工されてるはず。
24歳は、とにかく自信がありませんでした。「自分には何もないし、何かするには24歳はもう遅い・・どうしよう・・」そんなことばかり考えていました。
そして生まれつきか吃音があって。馬鹿にされたのは小学生の時くらいで、それ以降は誤魔化したり、変な顔されたりするくらいで実生活に支障が出るってほどではなかったんです。
でも、緊張するとめっちゃ吃っちゃうんです。アパレルで働いてたときは音楽に合わせながらさりげなく声かけたりしてうまく誤魔化せてたんですが、電話が・・緊張してしまいまして・・
田中さんってバイヤーの方から頻繁にお店の状況どう?って連絡くるんですね。それだけなんですけど、緊張してしまって。声が出ないんです。「もしもーし?」って言われて、少しして、ようやく言葉が喉から出てくる。
最初は「そんな緊張しなくていいよ〜あはは」なんて言ってくれて、私もははは・・ってなってたんですけど、どうもどもってしまって。頭ではわかってるんです、田中さんだし、緊張しなくてもいいって。
でも喉から言葉は出ない。リアルタイムって、少しのタイムロスも惜しいじゃないですか。忙しいし。なのに、言葉が出ない。田中さん、だんだん不機嫌になっていきました。でも、言葉が出てきた後は聞かれた質問には普通に答えるので電話を切る頃には忘れてくれる。
そんな日々を繰り返していました。最後は忘れてくれるからいいじゃん、って感じなんですけど、自分からしたらすごく気になることで。相手の時間を自分の吃音の時間で奪っている。
言葉が出てこないんじゃないかって不安をいつも感じていました。誰かと話す時、言葉が出てこなくて変な目で見られるんじゃないか。だから、転職なんて。。新しい環境なんて・・と、自信が持てないまま販売を続けていました。
でも転機はやってくるもので、昨日遠距離恋愛になったって記事の中で書いたんですが、そのタイミングで「変わりたい」と強く思うようになりました。
そして家で30分毎日本の朗読をして、吃っている時の自分の顔は酷い顔をしているだろうから、あえて自分で確認しておこうと喋る自分を動画で撮って落ち込んでいました。動画はちょっと受け入れられなかったのですぐ辞めて、鏡で自分の口を確認するようにしました。
吃音だけじゃなくて、私大学を中退してるんですね。理由はシンプルに楽しくなかったからです。休学した後アパレルで正社員が決まったので中退しました。詳しくはまた記事にできたらなあと思います。
そんな大学を辞めて、「ずっと働けるじゃんここ!」と思って就職したアパレル。なのに退職。大学中退で何もない私に、就職市場は優しくありませんでした。
悔しさと惨めさで本を読むようになりました。人生の転機は人を変えますね。本なんて読んだことなかったし、国語の成績だって良くなくていつだって会話がはちゃめちゃな私だったのに。今もはちゃめちゃですけど。もっとです。
そんな不安にまみれた24歳。
それから、免許を取得し、職業訓練に通い簿記(3級だけど)とワープロ検定とか、エクセルの表計算とか、とにかく取れる資格を取りました。
その後は「自分は社会人として通用しないのではないか・・?」と考え、社会に出たことがない人向けの、社会人基礎力なるものを座学で教えてくれる就職支援プロジェクトに参加します。(雇用形態はバイトでお金がでる)
面接では号泣しました。そういえば簿記の学校でも号泣しました。簿記の学校で号泣した理由は「緊張すると吃ってしまって仕事で他人に迷惑をかける。こんな自分・・」と先生に打ち明けました。吃音を打ち明けたのは初めてです。
面接で号泣したのは「何もない自分を、かえたいんです」と必死に訴えました。両者とも「いや・・あなた自分が思うより普通だけど・・え?そんな泣く?」みたいな反応でした。でも当時の私は必死で、打ち明けたことも勇気がいることでした。
面接の方は「あんな号泣してた子参加させて大丈夫か」みたいな空気になってましたが、学生向けな内容とも取れる感じで、参加してから自分が「就職したことがある側」で最低限のマナーはあるんだなと客観的に感じられ、結果自信に繋がりました。企業の役職者さんたちの話たくさん聞くのは楽しかったです。
そしてそんな頃の写真が2枚目の25歳。写真スタジオで撮ってもらいました。勉強もしたし、社会人としてのマナーも身に付けたし、もう大丈夫!と本気で思っていました。
まあ転職して病むんですけどね。自信あるわ!って思ってたから良くなかった気がします。気を張ってました。結局緊張して電話対応吃っちゃって、上司ともうまくいかなくて、仕事も勉強とは全然違くて分からなくて、自分の小ささを実感せざるを得ない状況でした。
でも周りに助けてもらってなんだかんだ働きました。見てる人は見てるし、分かる人はわかってくれる。誰かと働くって、そう言う人がいる喜びがあって自分がここにいてもいい、と感じられることは何にも変え難いなあと思いました。
まあまた転職するんですけど。結局辞める決意を固めます。新しいこと始めたいなあと思ったからです。それだけではないですけど。でも、また環境を変えて自分を変えたい、と思えました。
そして未経験から研修があるところでエンジニアになれないかな、と探し始めます。なんでエンジニアがいいかって言ったら個性的な人が多いから、一般職で消耗するよりちょっと個性的な人たちに囲まれた方がのびのび働けるのでは?と。
派遣業界にいて、エンジニアとはよく関わっていたので、「いい人が多いなあ」って印象だったんですよね。まあそれだけなんですけど。
でも未経験で27歳で子持ち・・はなかなか難しくて。面接した企業が「ママさんの実績は欲しいんだけど未経験はやっぱ厳しいから、職業訓練で勉強してきてくれない?」なんて話からプログラミングの訓練を受けることになります。いまです。
最近は最近でいろいろあったからかなんか貫禄ありますよね。母親です!って分かるもんなあ。どうですか?なんか老けた感じしません?最新の。人生なんかやってんな?みたいな。
自分だからそう思うのかなあ。なんだか藤井隆にも似てる気がする。藤井隆に失礼か。
24歳の時と比べて、他人との関わり方も変わりました。吃音が出たら…と不安で恐る恐る会話してた私ですが最近は吃音のこと割と忘れる時間が多いくらいになりました。
緊張しちゃうとまだ出るんですけど。でももうそこでは悩んでない。「変わりたい」と思って行動を変えたあの日と同じことではもう悩んでません。
変わろうと思えばいつでも変われれるし、自分では気付かないうちにもう変わってたりします。「自分なんて」と思うくらいなら行動してみてもいいですよね。ただあんまり責めると自分が疲れちゃうのでその辺は余白をもたせながら。
余白ってなんやねんな。
ちなみに写真は今年の2月か3月くらいなので、もしまた証明写真が必要なときはあえてまた撮ろうかと思ってます。そのときは載せますね。撮らないかもしれないです。
そんな感じです。
まだ火曜日だ!と2人から私にクレームが入ったのですが、私は日々の流れが早くて今日が何曜日かも忘れてました。えへへ。
明日は水曜日でちょっとしんどいですがやわやわ〜とやっていきましょう。
ありがとうございます。味の素の冷凍餃子をきゃぴるんるん食べます。