かわいい人は人生ラクに勝ち越せるもんだと思ってた
こんにちは。シングルマザーのれいこです。
いきなりなんですけど、私はずっと自分に自信がありませんでした。何で自信がないかって言ったら、とにかくかわいくないからです。
今かわいいよって言ってくれますか?言ってくれますよね?そんな優しい画面の前のあなたを今すぐ抱きしめて離したくありませんが、少し私の話を聞いて欲しいんです。
10代から20代前半頃までは、何だかキラキラしないし、そもそも可愛くないし、何が可愛くないかって言ったら骨格から可愛くない。細かい話ですが続けさせてください。
頭がデカすぎるんです。
頭がデカすぎるってことは体のバランス悪すぎるってことじゃないですか。あーそういやお母さんも「私、顔は大きいのよね・・」って悩んでたなぁ。これは遺伝だ、遺伝。だからもう仕方ない。
でもお母さんはかわいい顔してるのに私は目の位置高くて頬骨が出ていて、あごが長い。かわいいって雰囲気の顔じゃない、いや、何でこんなに可愛くないの?
テレビで見るあの子がかわいいのは当たり前としてもさ、クラスのあの子もかわいいんですよ。地下鉄で見かけるあの人も、頭が小さい。つまりかわいい。頬骨は出てなくて丸顔で、顎が小さい。
そんな人が憧れで、ずっと羨ましかった。
10代〜20代前半までずっとこんなことをぐるぐるぐるぐると考えていた私は、見た目にこだわりすぎてました。そして自分を満たせるものなんて一つも持っていなかったんです、悲しいことに。
本当はキラキラした人になりたかった。
いつも明るくて、前向きで、
楽しそうで、元気な人。
漫画の主人公みたいにモテモテでかわいい人。
馬鹿らしいけど本気でした。漫画の主人公って絶対周りから愛されてるじゃないですか??
時には漫画の主人公が羨ましくて「なんでそんなに楽しそうなの?」と苛立ちを覚えながらも読んでたんです。馬鹿というかちょっとやばい人。
とにかくあらゆる人が羨ましい私は、ずっと心の中で不満を抱えていました。
可愛くなれない私は人生を心の底から楽しめない。つまり可愛くなれたら、とってもとっても人生ハッピーなはず!なりたいなりたいなりたい。
とにかくもう、自信がない。
もう10年以上も前の話になっちゃうんですが、高校に入学したら友達が一気に増えたんです。
いわゆる高校デビューです。デビューできたし、せっかくなら「もっと可愛くなりたい!」と前向きな気持ちが高まりました。
もっとかわいい自分なら自信が持てるかもって期待して、当時はSNSでオシャレな情報をチェックできなかったのでコンビニでバイトをして。
毎月雑誌を3〜4冊買い、化粧道具を買い、二重と一重の目を両方キレイな二重にすべく毎日毎日化粧をしました。
何もない日でも化粧をしてるんだからちょっと病気な気もするけど、お化粧をして素の自分と離れられることが楽しかったんです。ちょっと寂しい気持ちですけどね。
けれど鏡に写るのは丸顔で可愛い女の子なんかではなく、なんか縦長でズドーンとしたモアイ像みたいな女。当時流行っていたベージュリップがオシャレのはずなのに、死ぬほど似合わない。
目だって雑誌のあの子みたいに大きくなくて、うまくいきませんでした。
顔がダメなら髪!と思ってパーマを当ててみたけど、手入れとか全然しなくて妖怪みたいになっちゃって、眉毛は薄めが流行ってたから全体がのっぺりしてなんかもうバケモノみたいな顔になってたと思います。
当時のプリクラを見ると「迷ってるなぁ〜!」って笑ってしまいます。けど必死で、どうにか憧れに近づきたかったんですよね。
「似合う」を少しずつ知るアパレル時代
何が似合うのかも分からないし、何が好きなのかも分からなかったんです。とりあえず言えることはかわいくない。悲しいほどに、自分で自分を全然認められない。
自信のある大人の女性になりたくて、自分に何が似合うのかを知りたくて、もう誰にも見た目で嫉妬をしたくなくて。
ミセス向けのアパレルで働くことになります。かわいい系のお店だと年代が限られちゃうから、年齢で仕事を辞めるのは悲しいなって思ったんです。
そして20代しか可愛くないと思うと人生辛すぎるじゃないですか。だから、少し上の世代の人たちの中に身を置いていつまでもおしゃれで素敵な人になりたい、と願いを込めて就職。
そこで知るのは「見て可愛い」と「着て可愛い」は違うということ。自分が何が似合うのかを知るということ。
1人で店番をすることも多かったので、仕事が終わった後は気になる洋服を片っ端から試着をしてみてました。
そして自分で決めかねた時は先輩がいる時にまた試着して、相談してました。
先輩は「うーん、れいこさんは(体が)薄くて中学生みたいだからフリーサイズがそもそも合ってないね・・。でもダボっと着るのも可愛いよ」と。
当時、細ければいいと思っていたのに細いから服が似合わない・・だと・・。そんな私にフリーサイズ(Mサイズ)しかないセレクトショップの服は、どれも大きかったんですよね。ちょうどいいのはSサイズ。
絶望はしたけど、「似合う似合わないがある」ということをようやく知るようになるんです。それからも雑誌をみて、化粧を変えて服装を変えて、試行錯誤を繰り返します。
髪の毛もやってみたし、ネイルもジェルに挑戦したよ。
髪もネイルも、たくさんたくさん失敗しました。けど、できたときはちょっとおしゃれになれた気がして嬉しかったんです。
自分に自信が持ちたい
そうやって服をわかってきたら、なんだか人ともっと話して内面も自信を付けたくなってきました。元々は内弁慶で可愛い子を羨んでたけど、少しずつ殻を破れることを知っていったから。でも、どうやって話したらいいのか分からない。
そして満足してアパレルを退職。転職で、話し方の本を読んで、ふむふむ、と学び、「あ、今までこれやってたけど他人を不快にさせてたんだ」ってことにもたくさん気づいていきます。
少しずつコミュニケーションにも自信を持てるようになっていきます。自分は認めてもらえて、人と対等に話せるんだって思いました。
それが25歳くらい。25歳でようやく他人と話すのに少し自信を持ったんです、アパレルを経て。それまでずっと嫌われるんじゃないかって不安で仕方なかったから、特定の人以外は仲良くできませんでした。
そして知り合いが増えたら、自分を好きじゃないだろうなと思う人、私も好きじゃないなと思う人とは距離を置くことができました。一緒にいてもお互いに楽しくないから。
もう大人だから、自分の好きに生きようって勇気が持てました。
褒められる容姿を手に入れたけど、満たされなかった
ありがたいことに容姿を褒めてもらえることも増え、そんな自分を少しずつ受け入れることはできましたが、何だかまだもやもやしていたんです。
なんでなんで、って考えてました。
見た目がよくなったってなんだって、
自分が自分の欠点にばかり目を向けていました。
私なら目の下が長い、鼻の下が長い、左右の目の大きさが違う、そもそも顔が大きい、手足が短い・・こんなのをかわいいと呼ぶわけないでしょう、と自分が自分を心から否定していたんです。
けどそれを一つずつ、時間をかけて壊していって、納得する自分を作っていきました。
持ってないものは、少しずつ諦めていきました。自分が持っているものしか自分にはなかったんです。
頬骨が出てなくて顎が小さい女の子になることは、もう諦めました。
幸せかどうかなんて、自分が幸せだと思ってるか思ってないか、それだけなんですよね。
ないものを必死で欲しがるより、今の自分に何があったのか思い出す方が、よっぽど近い道だったのでこっそりここでお伝えしておきます。
あなただけの幸せを、見つけてね。
⬇️公式LINE
私と直接お話できるのはこちら
https://line.me/R/ti/p/%40088iicjp
ID検索 @088iicjp
ありがとうございます。味の素の冷凍餃子をきゃぴるんるん食べます。