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誰かの期待を背負わなくてもいいし、誰かと同じ過去を辿らなくてもいい


シングルマザーになってから発信活動を始めて、離れて、全く新しい仕事を始めました。


ひょんなことでお付き合いする人ができて、風邪を定期的に引く息子に追われながらも1日1日を噛み締めながら生きていました。


そこでね"やっぱり自分の内面を知ってほしい、その上で仕事がしたい"って想いが強くなってきたんです。


そうなると手間はかかるけど文章ってすごく内面を映すと思うんです。だからこそ挫けるときもあるけど私は細々とでも続けるつもりです。




けど、発信活動を再開するにあたってとても悩んだことがありました。


シングルマザーで彼氏がいることって、以前から知ってくれている人を裏切る行為なんじゃないか?って気になったんです。


当初発信活動を始めた私はシングルマザーでもどうにかやってやんよ!へへん!みたいな心境でガッツを前面に押し出していました。


他のシンママさんで時間的にも精神的にも経済的にも、どれも余裕が持てなく忙しい方もいます。私ももちろんそうでした。


なのに発信活動を再開したと思ったら彼氏ができている。


なんとなく抜け駆けというか、裏切り行為というか、何も言ってないけどわたしとあなたって同じだと思ってたのに!って気持ちにさせてしまうのかと感じたんですね。


他人の気持ちってどうこうできるものじゃないのは分かっている、けど自分が"裏切り"だと感じる以上、発信に気持ちが乗らない。


ごめんね、ごめんね、と申し訳なさを出して許してもらおうとすらしてました。誰も何も言ってないのに…。


それが自分の中のもやもや〜っとした黒い塊になって胸のあたりで大きくなってきました。


もういっそのことお別れして、仕事に専念して、その先でまた一緒になれることがあればそれは素敵なことよね、と考える自分もいました。


男性でも仕事に専念したいからと別れる理由にする人がいます。


実際にビジネスをバリバリやってるシンママさんって起業当初の3年間は恋愛しないだとか基準を決めて、集中できる環境作りをしている人が多い印象なんです。(いろんなシンママさんの発信を見ていました。)


二兎(にと)追う者は一兎(いっと)も得ず、とことわざがある通り仕事がしたいなら仕事、結婚したいなら結婚と決めればいいのに…。


それができない自分がイヤでした。

正直、どちらかを取りなさい!と言われたら私は仕事を取ります。薄情なようですが守らなくてはならないのは息子と自分の生活です。

それで彼にお別れを告げるところまで考えたんですね。私たちタイミングが悪かったね、ごめんね、って。

いやでも自分勝手すぎません?ん?恋愛は自分勝手でいいのか?と自問自答を繰り返して、そもそも極端な思考になってしまっているなと感じて。


知り合いの新婚夫婦にポロッと相談したんです。


私、シングルマザー向けに発信をしてたはずなのに。今の私は結婚をしたいと考えていて、とても中途半端に思えるからいっそのこと別れた方がいいんだろうか。

まぁ実際のところコンテンツの量がそこまで多くはないのですが、創作に強いエネルギーは使っていたので真剣に考えていました。


前の自分ほどの強いエネルギーが出ない、
これじゃあ仕事にならない…

自分の沼に引きこもってしまった私ですが、夫婦の旦那さんがこう言ってくれました。


れいこちゃんは申し訳なさとか感じるのかもしれないけど、自分が結婚を考えられる相手と出会えたことは素敵なことで天秤にかけるようなことではないよ。

僕自身は妻の存在にたくさん癒されたし、衝突もあったけど話し合ってこれたから彼女との結婚を決めれた。彼氏くんもきっとそうなんじゃないかな。

れいこちゃんが結婚したいと願ったように、言えないだけで同じように結婚したいと思う人だっているはずで、その人に向けて発信すればいいんじゃないかな。

シンママが結婚することは悪いことではないし、裏切りでもない。前向きに新しい未来を創るんだから自信を持った方がいい

書き出すと何かの専門家みたいな助言をくれた旦那さん。普段からとてもいい人です。


シンママだからこうしなきゃ、ビジネスするなら先駆者たちと同じように決断をしないと…、って勝手に思い込んでいたんですね。


けどそれはあくまで他人であって、私ではなかった。気持ちが動くのは自然なことで、相手がいることなら尚更自分だけで決めていい問題ではありません。



歩みはゆっくりかもしれないけれど、自分なりの人生や未来を創る決断ができました。


シンママは生きてるだけで頑張っている、と言われたことがあります。それを言われただけで私は感情が込み上げるのを感じました。


普段社会で働いて当たり前に社会に貢献してる人、旦那さんがいても都合が合わなく孤独を感じる人。わたしには想像できないいろんな境遇の方がいるかと思います。


私とは違う人生を生きていても存在してるだけで頑張ってる人はシンママだけではないはず。


だからこそ"こうしちゃいけない、こうならなきゃいけない"をもっと捨てていい。自分の思うように生きていいんだと思えました。





ありがとうございます。味の素の冷凍餃子をきゃぴるんるん食べます。