命、癒し、パワー

先月、友人が出産した。

友人というか、年上のお姉さん。

コロナによるconfinement（外出禁止）期の妊娠・出産で、不自由なことが多くて、大変だっただろうなと、そんな言葉しかかけられない。

最近、そんな彼女に３月以来、やっと会うことができた。３月にはお腹の中にいた赤ちゃんも無事産まれていて、新生児に久しぶりに触れた私はめちゃくちゃに緊張した。

肺を大きく動かして息をしている姿、精一杯お母さんのおっぱいを吸っている姿や手足を伸び伸び動かしている姿に生きるパワーを感じた。

何かで読んだことのあった、

さっきまで泣いていた赤ちゃんが急に静かになって『息してる？』ってお母さんが心配して確認する姿を何回もみて、本当に心配になるんだって微笑んでしまった。

それだけ、お腹の中にいた子が目の前で生きているのは奇跡なんだなって思わされた。

このお姉さんは、私が人生で初めて引かれるレベルのナンパをした相手。笑

サックスを吹いている姿、吹いていないときのオーラ、、あの１時間のパフォーマンスがかっこよすぎて、惚れるまで時間はかからなかった。

声をかけて、メッセージを送って、カフェの約束までたどり着いて、写真まで撮ってもらった。

別れ際に「練習しーや」を何度も言ってくる人生の先輩の目はいつもニヤニヤしていた。完全に全て見透かされているようだった。バレてた。

色んなことに興味が湧いては飽きてしまう、この性格をも一瞬で言い当てられ、恥ずかしかったけど、すごいスッキリした。なんせ全部手を出せばいいじゃないっていうから、この人生の先輩が。

出会えてよかった、別れは寂しい。