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「成人の日」という時効


「あの頃仲良かったっけ?」と思う友達とめちゃくちゃしゃべる、みたいなことは結構あって、成人式という時効のおかげかなって思いました。


【#195】20220111


人生は物語。
どうも横山黎です。


作家を目指す大学生が思ったこと、考えたことを物語っていきます。是非、最後まで読んでいってください。


今回は「『成人の日』という時効」というテーマで話していこうと思います。



☆成人式に行ってきた


今年度20歳を迎えた僕は、昨日、成人式に行ってきました。


まあ、すんごい人だかりでしたね~


僕は小学生(特に6年生)のときが、いっちばんコミュ力もあったし慕われていたし輝いていた絶頂期だったので、まあ、何の予定もなくフラッと行っても誰かしらと会って、誰かしらと呑むことになるだろうと思っていました。


とはいえ、僕は中学受験をしたから、地元の中学校に行っていないんですね。だから、小学校の友達とほぼ連絡をとっていなかったので、たった一人で成人式へ行くという悲しい幕開けでした。


一人で昼を食べ、一人で式典の会場に生き、一人で会場の席に座り、一人で区長の話を聞き、一人で会場を出ました。


正直、このときまでは内心めちゃくちゃ焦っていました。周りを見渡しても知ってる顔がなくって、「やべっどうしよう」ってなっていましたし、みんなグループでいたのに僕だけ一人で移動していたので。



しかしですね、地獄で仏とはよくいったもので、ついに知っている顔を見つけました。

その「仏」とは、友達のお母さん(笑)


仲良くしていた友達のお母さんを見かけて、「〇〇(友達の名前)ってどこにいます?」と声をかけました。「あそこにいるよ」と言われ、その友達と会い、「久しぶり!」となり、それからはいろんな人とつるむようになりました。



会場前はみんな立ち止まって話をしていて、スーツやら袴やら振袖やらをまとった成人たちが群れをなしていました。

本当に、5年ぶりとか8年ぶりとかの友達ばかりで、見た目がすっごい変わった人もいたし、全然変わらない人もいたし、とても新鮮でした。


単純に再会を楽しむことができました。


なんだかんだ1時間半くらいそこにいて、「同窓会やりたいね~」ってなって、僕が最初に声をかけたあの友達が部屋をとってくれて、レンタルスペースみたいなところで集まって、ピザと寿司と酒を買って持ち込んで、飲み食いしていました。

もうね、同窓会やるってことも、どこでやるのか、誰が来るのか、全部そのときに決めるという行き当たりばったりムーブをしていたんですが、思い出話に花が咲いて、最高に楽しめました。



☆あの頃仲良かったっけ?って友達と…


そのレンタルスペースでの同窓会を終えて、僕は4人でカラオケで2次会していました。朝まで(笑)

だいぶ大学生してましたね~


その4人って別にあの頃もその4人組で過ごしていたってわけではないんですよ。


1人は僕の幼馴染、
1人は僕の5,6年のとき一番仲良かった友達、
1人は1~3年生の頃仲良かった友達。


その4人で集まったんです。



でも、「思い出」という共通話題があるから、「答え合わせ」をしたり「謎解き」をしたり「再共有」したりすることで、飽きることなく楽しめました。


「あの頃仲良かったっけ?」と思う友達とめちゃくちゃしゃべる、みたいなことは結構あって、成人式という時効のおかげかなって思いました。




☆「成人の日」という時効


それに加えて、僕からしたら、数年コンタクトを取っていなかった旧友たちと再会したんですよ。小学校卒業以来、全く連絡していなかった人もいたんですよ。ってかほとんどがそう。そんな関係なのに、仲良くできたってことが、すごいなと思ったし、面白いなって思いました。



20歳になって、成人式を迎えたから、清算するように許し合い、認め合い、分かり合えることができたのかなって思います。



そんな風に、「時間」はネガティブなことを忘れさせてくれるし、「儀式」はそれに気付かせてくれるタイミングを与えてくれます



僕は個人的に、ある「儀式」を行いました。


20年分の想いを歌にして、家族に伝えたんです。

成人式というタイミングがあったからこそ、やろうと思えたし、実現できたことだと思います。





たとえ今を

マイナスに捉えることしかできなくても、

いつかの未来でゼロになるし、

むしろプラスに変わること。


人生に一度きりかもしれない

タイミングが目の前にあるなら

そのときだからこそできる

「儀式」を行うこと、


その大切さを、

成人式で、学びました。



まだまだ人生はこれから。


頑張ります。



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