暗黒期編:26歳、ウーバーイーツ配達員③

ナマステ!
昨日はナガルコットという場所に1泊2日でプチ旅行に行っておりました。空気がもうめちゃくちゃ綺麗で心も洗われ最高だった。またこの旅行についてもどこかで書けたら。

本日は
「暗黒期編:26歳、ウーバーイーツ配達員③」

ラストになります。前回の記事もあるので良かったら読んでね。↓

そんなこんなで僕は自転車から原付バイクに変えて再スタート。

最初は「ヤバい!最高すぎる!!」という感想だった。いくら走っても肉体的に自転車の3分の1くらいしか疲れないので、天国だった。

ただ、自転車の場合と原付の場合では、一度に運ぶ距離が変わってしまうのだ。自転車だと遠くてもせいぜい3kmほど。しかし、原付の場合は5kmや7kmは当たり前。東京の飛ばしまくる車の横を必死に原付で走っていた。

また原付に変えてからは駐車場代やガソリン代も嵩み、意外とこのお金が痛かった。しかも東京の道はとにかくややこしい。僕は合計2回切符を切られたのだが、どちらも道がわからず「えーい!」と転回した時に捕まった。(笑)

そんなこんなで、肉体的には楽だったけど、なんやかんやトータルしたら自転車の方が稼げていたように思う。

ただ、1ヶ月ほど原付でウーバーをしていた時、異変が起きた。

僕は自転車よりも原付の方が楽なことに気づき、毎日10時間くらい原付に乗っていた。想像してみてほしい。毎日バイクに10時間乗る生活を。

同じ体制でずっと10時間乗るのだ。しかも横ではビュンビュン車も飛ばしているから常に神経を擦り減らして運転している。だから体全体に力も入るし、元々姿勢も悪いしで背中と尻をやってしまったのだ。

もう本当にこれが辛かった。

自転車は肉体的な疲労がかなりきつかった。だから原付に変えたのだ。それなのに、原付の方が体の節々が痛むという事態に。

今思い出してもかなりしんどいのだが、背中の痛みが特にひどく、どれだけストレッチをしてもマッサージをしても治らなかった。

そんな状態でのウーバーの配達の仕事はだんだん鬱々としてきた。体の痛みから精神まで疲弊してきて、「周りの友達はキラキラした仕事してるのに、俺は26歳にもなって何をしてるんやろう・・・・。」という負の感情が僕の中で毎日ぐるぐる回っていた。

冬は手袋を二枚したり、カイロを貼っても原付で外に10時間いるのはかなりきつかった。

そんな鬱々とした状態でウーバーを続けること3ヶ月、親友が会社を設立するから手伝ってよという話をもらい、ウーバーをやめることを決意。そこからコンサルの業界に行ったりと、また放浪するのだが。

一つ言えるとしたら、僕の人生の中でも1・2を争うほど辛かった時期だった。情けなくて、恥ずかしくて、みっともなくて。でも、それでも今こうして思い続けたネパールに戻ってくることができたということは、きっと何か意味があったのだろう。

ありがとう、ウーバー時代の思い出たち。もう2度とやりたくはないけれど、たまに利用させていただきます。フェリベトウンラ!

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