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グッバイ下北沢

ナマステ!
今日から新しい年度ですね。年明けは1月1日なのに年度が変わるのは4月1日でどっちかに統一したらいいのに、効率悪いなと毎年のように思う宮田です。

↑ちなみに気になりすぎて調べてしまった。興味ある人はぜひ。こういう風に分からないことを分からないまま終わらせず、ググる癖はかなりいい癖だと自画自賛しておく。

本日は
「グッバイ下北沢」

昨日の3月31日、僕たちの下北沢での生活が幕を閉じた。1年と1ヶ月、27歳にして男3人でのルームシェアという貴重な時間が終わった。

このnoteを頻繁に読んでくれている人からすると、何回ルームシェアの話すんねん!とつっこまれそうだが、許して欲しい。感傷に浸りたいのだ。

ちなみに僕は一人暮らしの経験がない。23歳からずっと誰かと一緒に住んでいる。奈良ではバンドメンバーと、ネパールでは親友と、東京の豊島区では元彼女と、そして東京の下北沢では親友二人と、今は横浜で高校時代の親友の家に居候させてもらっている。

「ルームシェアって俺は(私は)無理やな〜」とよく友達に言われるのだが、僕からすると楽しいことしか記憶にないから「なんで?」となる。と言うより、ルームシェアしたことない人が大体そう言う。あれに近い。「海外で生活とか無理やわ」と言う感覚。大体そう言う人、海外で生活したことない説。

まあそんなことは置いといて。僕は今まで二人で生活をしたことはあったけど、3人で共同生活をすることは初めてだった。今では親友の一人も、一緒に住むまでは正直2回くらいしか飲みに行ったことがなかった。

そんな彼も、今では胸を張って「親友」と言える。多分、片手で数えられるくらしかいない僕の「親友」枠に、たった1年一緒に住んだだけでそう呼べるのだから、相当濃い1年だったのだろう。

とにかく、男3人のルームシェアはいろんなことがあった。僕らにしか分からない思い出がたくさんある。それってなんかすごく良くて、60歳くらいになっても多分思い出してゲラゲラ笑っている自信がある。

27歳といえば、社会に出て5年目で周りの友人なんかは子どもがいたりもする。少なからず将来を見据えて同棲したり、結婚したりと約半数は俗にいう「落ち着いている」のではないだろうか。

そんな27歳の一年を男3人で暮らせたことは誇らしい。誰もができる経験ではないから余計にそう思う。築40年のボロアパートの3Kに、平均身長180センチの野郎どもが共同生活をしていたのだ。ちょっと笑える。僕の部屋なんて4.5畳しかなかった。それも今となってはいい思い出だ。

ちなみに僕らは、全員がドリーマーだった。自分の事業を持っていて、将来に対する自分への期待値がかなり高い人種だ。鬼のポジティブである。突然始まる晩酌でも、基本仕事の話か未来の夢の話にしかならなかった。

そんな同じ志を持った「仲間」と過ごす一年は、毎日が部活の合宿みたいだった。各々の部屋はあるといえ、全員の仕事ぶりがすぐわかる。みんな頑張っていたから、「俺も負けないぞ」という闘志が漲るのだ。すごくいい雰囲気だった。

もう今日からそんな生活には戻れない。多分一生戻れないと思う。一人は結婚して同棲、もう一人は彼女と同棲、僕はネパールに拠点を構える。

だからこそ、あの日々が眩しくてかけがえのないものだったのだな、と改めて気づく。

これから、僕らはどうなっていくのだろう。きっと3年後とかにもっと成長して、でも高いバーなんかに行かず、下北沢の王将であいも変わらず同じメニューを頼んで、瓶ビールで乾杯している気がする。

ちょっぴり寂しい気持ちと、未来への期待を引き連れて、新年度も生きていきたいと思う。本当にありがとう、そしてさようなら下北沢。フェリベトウンラ!

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