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「自分にしかできない演奏」をしてみた例

かなり挑発的なタイトルですが、これは先日の記事に対応するものです。

今のクラシックは「再現芸術」です。ですが、これはやはり非常によくない風潮で、再現芸術なんてことをやっていれば、作曲面でも演奏面でも音楽は死んでしまいます。

ショパンは自作の作品を演奏するとき、聴衆を飽きさせないようにアレンジを加えて演奏していたそうです。それを聞いて「アレンジ」してみた曲です。有名なショパンのワルツホ短調(遺作)です。個人的にとても好きな曲でもあります。

ショパンは天才なので即興でアレンジできたそうですが、私は凡人なので、事前に「作曲」してから演奏しています。

なお、こちらはもともと、クレオフーガ(もうなくなってしまった音楽投稿サイト)に投稿していたものですが、今回の記事を書いているうちに存在を思い出し、musictrackに再アップしてみました。これは「自分にしかできない芸術的演奏」なのか、それともただの「音楽(ショパン)の冒涜」なのか、それも聴く人の立場によるかもしれません。

※ちなみに、なぜこの曲かというと、私のようなピアノの下手な人間にはこのくらいの曲しか弾けないからです…。

追記
実際のショパンの演奏を知る上で、ショパンの孫弟子であるコチャルスキーによるショパンのノクターン第2番の演奏についての記事がありますが、この演奏では、ショパン自身の即興をショパンの高弟ミクリが聴き取り記録したものを用いているようです。やはり、ショパンは譜面通りには弾いていなかったということです。


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