旅行記〜浜松市〜

私は京都にいる。一昨日は大阪、昨日は京都。京都で1泊。今日は東京方面に向かう。ひたすら電車。東海道本線に乗車。

京都は極寒。私が大阪、京都にいた此処数日は暖かい。暖かい日な上、手持ちで1番暖かい上着を着てずっと電車の中にいる。気持ち悪い。

駅でJKが大勢乗車。人がまばらの車内は一気に満員電車に化す。混雑、暑さで死にかけ。私は堪らず浜松駅の1つ手前の高塚駅で降車。

高塚駅では無降車。がらんとしたホームで全然来ない電車を1人で待つ。あと1駅我慢し乗っていれば良い。そう。1駅先の浜松駅には絶対に成し遂げなければならない用事がある。

私の目標「さわやかのハンバーグを食べる」炭火焼レストランさわやかは静岡県のみでチェーン展開しているハンバーグレストラン。

静岡ローカルにも関わらずハンバーグのあまりの美味しさに全国に応援者が多い。人気すぎGWには最高で8時間半待ちを記録。やばすぎ。

8時間半までとはいかないものの普段からも待ち時間が長い為、静岡に行くことがあってもさわやかを諦めることが何度か。

この日は平日午後3時。HPで確認可能な待ち時間は大体どの店舗も長くて10分程。私は目標を今年中に達成するべく誰もいない高塚駅からダルさを振り払うようもう1度電車に乗車。

京都駅から約4時間かけ浜松駅到着。さわやかは静岡県内に34店舗。浜松遠鉄店を選ぶ。駅近。他店は高速道路ICの近くなど駅から離れている店舗が多い。私は無免許。地元以外のバスに警戒心を持つ。土地勘がなく間違える。そう。怖い。駅から徒歩可能はとても助かる。

浜松駅から徒歩2分。遠鉄百貨店8階のさわやか。この日は丁度げんこつおにぎり祭。さわやか初心者。げんこつおにぎり祭が何か全然分からない。如何やらハンバーグ、米orパン、飲み物セットがお得に注文可能。間違ってたらごめん。

オススメのげんこつおにぎり祭で注文。ハンバーグの大きさはげんこつ倶楽部、おにぎり倶楽部のどちらか。せっかくなのでげんこつ倶楽部。

来る。鉄板は牛の形。ハンバーグが来る前、机にさわやかの広告が置かれる。最初はMacトレーに敷く求人広告と同じかと思っていたがそうではない。

さわやかの広告は店員が目の前でハンバーグを切る時に肉汁が跳ねるのを防止する役割。さわやかの広告は有り難い。遊園地の水系遊具でビニールで水を避ける人になれ楽しい。

今までさわやかの写真を見てハンバーグ2つもあるのかと思う。ハンバーグが2つあるのではなく大きなハンバーグを横に切って分けたもの。

250g。食べきれるか心配な程多い印象。切って貰うと丁度良い。ミディアムレア。ソースは玉葱ソース。セットのKP飲料は店員とのKP付き。

広告で肉汁を避けKPを言う。参加型は楽しい。肝心の味はあまりにも肉。肉すぎ肉なのにとろけ何処もかしこも肉。肉が凄い。ハンバーグ？疑問に感じる。

私の中のハンバーグの範疇を超える。兎に角、とろける肉。正直、自分の中のハンバーグの常識を超える為ハンバーグか否か分からない。

ハンバーグ？目標達成。良い。考えた目標は覚えていた試しがない為、達成した記憶も1度もない。此処で初めて目標をしっかりと達成。良い。

自分のハンバーグの常識を疑う結果。美味しい。美味しいのか否か分からない変な書き方。ごめん。自分の常識を試されに行く。

帰りは熱海に寄る。夜の熱海は駅前商店街のお店も閉店。歩行者もいない。貫一お宮之像の付近の海に来る。何となく魔物的な意味で夜の海には行ってはいけない気がしながらもゆっくり歩き海を眺める。

向こうは明るく夜景が海に映りキラキラ。海の奥は果てしない黒が続く。怖い。砂浜、海の境界線が曖昧。後も砂浜を歩き熱海駅に戻る。

朝は京都。浜松、熱海にも寄ることが可能。大移動。これから再び東京行きの電車に乗車。未だに私からはさわやかに行った人だけが纏うことの可能な爽やかな香りは消えない。爽やかな香り、旅の思い出を乗せ電車は東京駅到着。