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NHK『おかあさんといっしょ』をまじめに考察してみた

育児をされている方の多くには同意していただけると思うのですが、『おかあさんといっしょ』ほど有能な番組はありません。

『おかあさんといっしょ』に限らず、その前後にNHKでやっている番組は全般的に素晴らしいものばかりです。

今回は育児中の親の味方、『おかあさんといっしょ』の何が良いのかについてまじめに考えてみたいと思います。

いま育児中で『おかあさんといっしょ』の恩恵を受けている方、これから育児で『おかあさんといっしょ』の恩恵を受ける方の参考になれば嬉しいです。

このnoteを読むと、
✅️『おかあさんといっしょ』の優れた点がわかる
✅️『おかあさんといっしょ』の活用法がわかる
✅️朝と夕方の育児が少し楽になる


『おかあさんといっしょ』とは

育児中の方でなくても、タイトルくらいは聞いたことがあるでしょう。

ご自身が幼少期の頃に観ていた方も多いのではないでしょうか。

公式HPをみると、この番組は次のように説明されています。

2歳から4歳児を対象とした教育エンターテインメント番組です。低年齢児にふさわしい情緒や表現、言葉や身体などの発達を助けることをねらいとしています。
https://www.nhk.jp/p/okaasan/ts/ZPW9W9XN42/

この説明の通りで、当然と言えば当然ですが、完全に低年齢児を対象とした番組作りがされています。

そして、低年齢児の能力を考慮した多くのコーナーが用意されている番組なのです。



低年齢児の注意機能に配慮された番組構成

『おかあさんといっしょ』限らず、その前後に放送されている番組、例えば『コレナンデ商会』や『みいつけた!』といった子ども向け番組は非常に優秀です。

その特徴の一つが、子どもの注意機能に配慮されている点です。

例えば、多くの場合、一つのコーナーが5分以内に終わり、次のコーナーへと移り変わります。

子どもは注意を持続することが難しく、10分も15分も同じ事に注意を集中していることはできません。

一度注意が逸れてしまったとしても、5分以内にコーナーが転換することでまた画面に注意が戻っていきます。

さらに、子どもの注意を引きやすい歌や音楽が多用されています。

画面から視線が離れてしまった子どもも、歌や音楽が聞こえるとそちらへ注意を向けてくれます。

しかも画面を見ると、わかりやすい見た目をしたキャラクターやカラフルな衣装を着た人が踊ったりしている。場合によっては、自分と同年代の子どもが踊っている動画が流れたりもしています。

番組と番組が切り替わる際にも、CM(NHKなので番組告知?)がなく、番組が終わるとすぐに次の番組が始まります。

これも子どもの注意を持続させるのに有効だと考えられます。

様々な工夫が凝らされ、子どもの注意を引きやすい番組作りがされているのが『おかあさんといっしょ』に代表される子ども向け番組たちなのです。


忙しい時間帯に子どもの注意を引きつけてくれる神番組

この『おかあさんといっしょ』、放送時間は次のようになっています。

<放送>
Eテレ 毎週月曜〜土曜 8:00〜
<再放送>
Eテレ 毎週月曜〜金曜 16:20〜
Eテレ 毎週土曜    17:00〜

朝の放送がレギュラーで、夕方は再放送なのですね。これは初めて知りました。

朝の放送時間の前には『コレナンデ商会』や『みいつけた!』などが連続で放送され、7時くらいから子ども向け番組がたくさん流れます。

この朝と夕方の時間帯、何の時間でしょうか?

多くのご家庭では、朝の身支度や夕食の用意をする時間ではないですか?

恐らくですが、番組制作側もその辺りを考慮しているのではないでしょうか。

つまり、子どもの注意をテレビに向けておきたい親の気持ちを最大限考慮してくれている放送時間帯だと考えられるのです。


注意を引きつける番組の弊害

このように、子どもの注意を引きつけ、少しの間ですが親を育児から解放してくれる神番組。

やはり、弊害というかデメリットもあるわけです。

それは、注意を引きつけすぎてしまうということです。

何事もそうですが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」ですね。

よくあるパターンが、テレビに注意を引きつけられてしまった結果、食事や身支度が進まなくなってしまう、とかではないでしょうか。

これは、子どもの注意を引くことに特化した番組作りがされている以上、当然のことだと考えられます。

別に、子どもがサボっているわけではない(笑)

どんな便利な道具も、生かすか殺すかは使い方次第です。

私の場合は、子どもの食事が終わるまではテレビは消しています。

子どもが食事を終えたタイミングでテレビを点け、そちらに注意を誘導しつつ自分の身支度を済ませます。

まだ1歳なので、本来の『おかあさんといっしょ』の対象年齢に満たないのですが、それでもかなり集中して(踊りながら)観ていますね。


まとめ

『おかあさんといっしょ』について考察してみました。

『おかあさんといっしょ』がいかに子どもの注意機能を考慮し、家庭の生活パターンに配慮された番組なのかがわかっていただけたかと思います。

制作側がどの程度これらを意図しているのかはわかりませんが、育児をしている我々が助かっているのは間違いないですね。

何でもそうですが、使い方次第で薬にも毒にもなります。

お子さんに合わせた利用法を見つけ、育児や家事の助けになるように活用してくださいね。

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