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【歴史は面白い】人類の賢さも愚かさも教えてくれる

  歴史に興味を持ったのは割と最近のこと。何度も死に関する事柄を取り上げているが、自分もお墓に入ることに段々違和感がなくなってきてからのことだ。人がどのように誕生して、どのように成長してきたかを知るのは楽しい。事実だから。
 古事記を初めて読んでみた。神様の長い名前が沢山出てくるが、物語としては面白い。もちろん実際に起こったとは思えないものも多いが、何かしら元になった事実はありそうだ。但し、子供にはちょっと刺激が強すぎる。なぜならエロくて、グロいからだ。しかし、これをソフトに書いたら、物語としては間抜けになってしまう。人の歴史はエロくて、グロいのだ。
 人類は失敗もするし、様々な敵と対峙して愚かなことも沢山するのだが、諦めずに前進したり、後退したりを繰り返して存在を継続してきた。子孫もどんどん増やしていく。生きるために必要な食料や水や土地を奪い合い殺し合うことは当たり前、日本は島国なのでまだ呑気に暮らしていたと思われるが、大陸での奪い合いはたいへんなものだったろう。次々といろんな種族や民族が富を求めてはやって来て争い、負ければ皆殺しか奴隷にされる。争いに勝つために兵法や武器は研究改良され、争いの代償はどんどん大きくなる。それでも人類は宗教や哲学を生み出して、より多くの支配する側と支配される側を作っていく。時には自然災害や疫病に襲われ、壊滅的なダメージも受けただろう。そこから立ち直っても戦いは終わることなく続けられる。これは人類の本能なのかもしれない。興味深いのは、人は文化芸術を創り出しちゃんと楽しむことも忘れないのである。勉強家の人類はついに様々な命題の答えを突き止め始める。科学は諸問題を解決し、真理を発見しまくる。科学の進歩は人類の豊かな暮らしに貢献するが、同時に強力で破壊力のある兵器も開発してしまう。賢いのか愚かなのかよくわからない。
 契約の上に立った社会システムが色んな形態として登場しても未だに戦争は止まらない。
 歴史は面白い。これは作り物でなく事実だから。 

【REG's Diary  たぶれ落窪草紙   1月18日(木)】


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