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#249:乳酸菌の種類

人間の腸内には、体によい影響を与える『善玉菌』と反対に悪い影響を与えるの『悪玉菌』がいます。今回はその善玉菌の代表で、お馴染みの『乳酸菌』について。

乳酸菌といえばヨーグルトを思い浮かべますが、乳酸菌には動物性と植物性があるのをご存知でしょうか?
動物性乳酸菌が含まれる代表は、先にも述べたヨーグルトやチーズなどで、動物の『乳』に含まれる乳糖をエサとして育ちます。
特徴としては、栄養が豊富な場所で育った、『ちょっと軟弱なおぼっちゃま・・』的なイメージで、胃酸などの消化液によってほとんどが死滅してしまいます。
(ただし死滅した後でも、腸内で他の善玉菌の栄養分となって役に立ちます)

一方、植物性乳酸菌の方は、味噌や漬け物、納豆等の発酵食品に生息していて、植物に含まれるブドウ糖や果糖などをエサとして育ちます。
こちらは、動物性の環境よりも厳しい環境(野菜や豆類は乳酸菌が育つ栄養素が少なくて、さらに漬け物に至っては塩分も高いキツイ条件下)で育つせいなのか、比較的生命力も高くて、生きて腸までたどり着く割合が高いともいわれています。(『野生児』的なイメージ!?)

特に日本人は、古くから納豆や漬け物を多く食べる習慣があったので植物性乳酸菌の方が性に合っているという専門家の意見もあります。
モチロン、どちらも体によいものには違いありません。
これから、ヨーグルトや漬け物を食べる時には、ちょっと意識して食べると楽しいかもしれませんね。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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