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#215:カルシウムばっかりでは骨は丈夫にならない!?

「骨を丈夫にするにはカルシウム!」とにかく子供の頃は牛乳をたくさん飲まされた覚えがある人もたくさんいるかもしれません。
確かに牛乳は一部のアレルギーを持っている人以外で摂取する飲み物としては素晴らしいモノだと思うのですが、『骨を強くする』という目的だけで摂取するのはちょっと早計です。
というのは、カルシウムを含む乳製品の摂取量が日本人の倍以上もあるフィンランドやノルウェー等の北欧の人達が何故か骨折することが多いというのです。「きっと北欧の人達のほうがワンパクなんだ!」というのは定かではありませんが、どうやらカルシウムだけでは骨が丈夫にならないようなのです。
骨を作るにはカルシウムは不可欠なのですが、その他にもマグネシウムやリン、ビタミンDやK等のミネラルやビタミンも絶対不可欠で、特にマグネシウムが不足しているとカルシウムは骨から溶け出してしまいます。さらに、ビタミンDはカルシウムを沈着させる働きがあり、日光を浴びないと体内で合成されません。
日照時間の少ない北欧の人に骨折が多いというのも何となくうなずける気がします(あくまでも一説ですが)。
ちなみに、骨を丈夫にするには乳製品だけでなく、小魚類や緑黄色野菜、納豆等でもよく、骨を強くするのには、バランスのよい食事と、なるべく外で運動するのがよいということです。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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