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#311:風邪予防のアイテム『三種の神器』では・・

今年も疫病とインフルエンザの同時流行の季節がやってきます。
・・・疫病や風邪やインフルエンザの予防には、『マスク』・『手洗い』・『うがい』の『三種の神器が効果的とよく言われてきましたね。  
でも最近、これらには根拠がないという報告も・・・

まず、『マスク』ですが
インフルエンザや、風邪の原因のほとんどはウィルスですが、このウィルスの粒子は、マスクの繊維の隙間よりも全く小さくて、外からの侵入に対してはほとんど無力なのです。ただし、感染した人のセキやクシャミによるウィルスの他人への拡散の予防には効果があります。

次に『手洗い』
確かに帰宅後に石けんをつけて手を洗えば相当数のウィルスは洗い流されますが、それは、『手』に限っての事で、ウィルスは手だけでなく髪や衣服の他、一番感染しやすいノドや鼻にも付着しているので手だけ洗ってもほとんど意味をなさないというべきでしょう。
もちろん、手洗いを行った方が衛生的にもよいので必ず行いましょう!

最後に『うがい』ですが
うがいも手洗い同様に、確かにウィルスを洗い流す効果があります。ただ一般的にウィルスはノドなどの気道に付着すると、約20分で細胞内に取り込まれて増殖してしまうので、仮にうがいがウィルスを洗い流す効果があったとしても、20分おきにうがいを行うのは非現実的でムリという訳なのです。

最近では、20分おきのうがいがムリなら少しずつ頻繁にお茶(カテキン効果でいいという意見も)を摂ってノドを洗い流すのが有効だともいわれています。   
完全策とはいえませんが、ぜひやってみましょう。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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