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フォーカルジストニアは、自分を受容し、自己変容するチャンス!

発症してから日々、そして今思うこと

フォーカルジストニアを患うことは、人生においてとても大きな試練だと思います。人生に逆境はつきものですが、私も数々の試練を与えられました。
私事になりますが、20年前に8歳の愛娘が難病で天国に旅立ちました。
それからの私は、心と体のバランスを崩しつつなんとか仕事や生活をしていました。
一番状態が酷かった頃を超えて、ピアノにやっと向き合い始められたなと思っていた矢先にジストニアを発症しました。
今思えば、本当の心の苦しみから逃げるようにピアノと向き合っていたと感じます。しかし、フォーカルジストニアになったおかげでNLP心理学やコーチング、アレクサンダーテクニークと出会うことができたのです。

NLP心理学やアレクサンダーテクニークを本気で学び始めたら、私の本当の心と体の声を聞くことができました。私の場合はそれなりの時間は必要でしたが、「もっと頑張らなくてはいけない」「早く結果を出さなくてはならい」「ピアノが弾けなかったら生きてる意味が見出せない」そんな思いを抱きしめながら必死にピアノと向き合っていたことに気づきました。だから、いつも過緊張だったと思うのですが、その状態にも全く気づいていませんでした。
でも、本当の私はそんな風に頑張る自分を止めたかったのです。そのことに気づいてから、ジストニアの回復の速度が加速したのです。
「こんなに体中に力を入れて頑張っていたんだ…」「こんなに歯を食いしばって生きてたんだ…」そう感じた時は涙が溢れました。

そして、もう弱い頑張れない自分を否定するのをやめようとやっと思えました。
ピアノが弾けなくても「私は私なんだ」って自分を受容し、ジストニアの症状をありのままに受け入れることが私にとっては一番大切なキーワードだったのです。
それからは、以前よりアレクサンダーテクニークのレッスンでも気づきが増えて、体の使い方の感覚にも敏感になれました。そして、自分を俯瞰して観れるから、改善点が自然と湧き上がってくる感覚もあります。

人生とは不思議なもので、NLP心理学を学んだ場でアレクサンダーテクニーク教師の土橋さんとのご縁もいただきました。私は、ジストニアになったおかげで多くの方と出会えて、いろいろな学びを通して視野を広げることができました。
そのおかげで、ジストニアは8割回復し、ピアノを演奏することができています。
そして、以前より、音色も体の使い方もピアノとの向き合い方もよくなりました。

ですから、ジストニアにはなるべくしてなったのだと感じています。
辛い逆境は、渦中にいる時は見えませんが、必ず自分を成長させてくれるものだと信じています。
ですから、フォーカルジストニアは実は「自己変容するためのギフト」だと思うのです。

現在、アレクサンダーテクニーク教師の土橋健一さんと「フォーカルジストニア快福堂」を
共同主催しております。私は、心のケア(カウンセリングやコーチング)を担当させていただきます。無料のライン相談室もありますので、お気軽にご連絡ください。

●こちらは音楽家のジストニア、フォーカルジストニアにお悩みの方専用の無料ライン相談室です。フォーカルジストニアでお悩みの方でご質問やご相談がある方は気軽にメッセージしてください。
https://djq30f6d.autosns.app/line





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