会社の方向性・目標と組織について
こんにちは。ReeeeL.です。
今日は”企業における目標・方向性の組織に及ぼす影響”についてお話しようと思います。
目標・方向性について
一言に目標・方向性と言っても
経営目標・数値目標・経営理念・行動指針・MVV・CSRなど様々な項目があります。
これらのことは「ただある」だけではありません。
しっかりと意味とカラーを持たせ、文字化・可視化し、浸透させることで
組織の完成度は大きく違ってきます。
✓企業の目標はスタッフ目標の根源
例えば「スタッフにもっと成長してほしい」と考えたことはありませんか?
その成長とはどのように描いているでしょうか?
成長するためにはスタッフはきっと具体的な目標を立て、達成に向けて努力をします。
その目標を立てるフェーズに「企業の目標」が大きく意味を成します。
・スタッフが目標設定する際に確認することは所属部署の目標です。
・所属部署が目標を設定する際に確認することは会社の目標です。
これがリンクすることで企業目標の達成により近づきます。
✓企業目標が浸透していない例
企業目標が浸透していない場合の例を宿泊業で例えてみます。
【第X期 A社企業目標…自社アンケートお客様総合満足度5点満点中4.5点】
フロントチーム目標…メンバートータル時間外30時間以内/月
フロントチーム所属個人目標…他部署の業務習得、国家資格合格、節電
個人目標もチーム目標も一見、会社のことを考え悪くないように見えます。
しかしX期、A社は顧客満足度に力を入れたいと考えています。
上手く浸透していないとそれぞれの目標が分散してしまい企業目標達成へ遠回りしてしまうかもしれません。
上記の例の場合、個人目標の1つに顧客満足度に関わる内容が1つでも入ると良いですね。
✓企業の目標・方向性は成長と帰属意識
先程と同様に
「スタッフにもっと成長してほしい」
と考えた際、その会社により貢献できる成長を望むかと思います。
私は組織の一員としての成長度合いは、
「会社の目標・方向性」と「個人のやりたいこと・ビジョン」の重なる度合いによって変わってくると考えています。
例えば【日本文化の継承を一番に重んじる旅館】に
[流行を取り入れたサービスをしたいスタッフ]が入社した場合はどうなるでしょう?
企業の方向性と個人のやりたいことが合致せず、モチベーションが上がらず、もしかすると意見の不一致で離職してしまうかもしれません。
逆に「日本文化が大好きで、もっと日本文化を学び、この魅力をもっと広く伝えたい!と考えるスタッフ」は
きっと会社が何も言わずとも成長し、その旅館のことを好きになるでしょう。
極端な例になってしまいましたが、そこまでならずとも、
目標・方向性を文字化・可視化し、浸透させ、
スタッフと理解を深めることで
個の成長と帰属意識に繋がり、それが組織の成長、会社全体の成長に繋がると考えています。
さいごに
私は、目標や方向性は文字化・可視化することが非常に大切であると同時に
どうしたら、より正確に伝えられ、より理解を得られるかを多くの方が悩むことだと思っています。
フレームワークを使って頭の中を整理したり、
ときには第3者に聞いてもらい客観的にまとめてもらうのも良いかもしれません。
私の経験上、会話の流れで話した内容は、意図する半分も伝わらないことがほとんどです。
文字に起こし、グラフや図などを用い可視化することでより正確に伝わりやすくなるかと思います。
大変な労力かとは思いますがこうして目標・方向性が浸透すると
スタッフが成長し、より組織が強くなるかと思います。
また、同じ描いているゴールに全員で向かうチームにいることは、何より楽しいと私は考えています。
最後までお読み下さりありがとうございます。
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