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【観光業界】人手不足の原因

こんにちは、ReeeeL.です。

お盆が終わりましたが観光業界の皆様、大変お疲れ様でございました。
完全にCOVID19の規制が無くなってからの初めてのお盆、大変お忙しい期間であったこととお察し申し上げます。

本日は観光業界における人手不足についてお話します。

そもそも観光業界とは、観光に関わる仕事全般のことを表しており、宿泊、飲食、お土産(小売)、レジャー施設、交通機関など、非常に広い分野を示しています。
また、観光業界は裾野が広い業界とも言われており、観光が盛り上がると一次産業、二次産業への影響も大きいと言われております。

しかし、観光業界は近年特に人手不足と言われており、それにより経営に影響している企業も多く存在しています。

今回は人手不足の理由を考えることで解決方法のへの糸口になればと思います。


人手不足が深刻と言われる業種


様々な業種が存在する中、2023年4月に帝国データバンクが発表した”人手不足”調査では、
正社員は「旅館・ホテル」、「情報サービス」、「メンテナンス・警備・調査」と続き、
非正社員では「飲食」、「旅館、ホテル」、「飲食料品小売」と続いております。

観光業界に関わる「旅館・ホテル」では正社員、非正社員ともに深刻な人手不足とされており、また、「飲食」も特に非正社員の人手不足が深刻化されております。

COVID19の規制緩和に伴い、観光の動きは活発化しておりますが、そこで働くスタッフを確保できていない現状が見られます。

では、どうしてスタッフが集まらないのでしょうか?

スタッフが集まらない主な理由


①「不規則な勤務」


旅館・ホテル、飲食ともにシフト制であることがほとんどです。
出勤の曜日、時間ともにいつも同じに決まっているわけではなく、お客様の動向に合わせてシフトが決められます。
そうすると、不規則な勤務に体力的な心配や、予定の立てづらさで、将来性にマイナスのイメージを持たれてしまうことがあります。

②「賃金」


企業によって差はありますが業界として賃金が安いイメージが先行しております。
単に安いだけではなく、労働に対しての対価が安いと言われています。

③「就業に伴う生活場所」


仕事は、単にそこで働くだけではなく生活環境が変わることが多くあります。
観光業は都市部以外にも多く存在し、それに合わせて生活拠点の利便性が以前より低下することを懸念する人も多く存在します。


運営の難しさ


上記はスタッフ目線ですが、企業目線から見ても単に人を集めれば良いといわけではありません。

①「繁忙期と閑散期」

観光業界の中には繁忙期と閑散期がはっきりと別れていることがあります。
繁忙期に合わせて人員数を確保していると閑散期の人件費率が高くなりすぎてしまうため、年間での人員調整が難しいと言われております。

②「人件費率」


宿泊、飲食ともに他業種と比較して人件費率は高い傾向にあります。
人がもてなす業界ですので当たり前かもしれませんが、人件費を気にするあまり過酷な労働条件になってしまうとスタッフの定着度が上がりません。


さいごに


観光業は非日常の中で人に特別な幸せを届ける素敵な業界です。
そこで働いている人に幸福感があるからこそ、お客様にも幸せを届けられます。

今回書いたことも捉え方と改善を積み重ねれば見え方はきっと変わってきます。
今ある現状の中だけで見るのではなく、目標を決めて変化を怖がらずに進んでみると違った未来が開けるはずです。

【本件に関するお問合せ先】
ReeeeL.
TEL 070-9154-2371
MAIL contact@reeeel.jp


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