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利下げで円高は本当か?中野哲平の経済考察。投機筋の円売りはどの程度?

  「米利下げなら円高」というパターンが、繰り返されるとは限らないです。過去の米利下げ局面では、円安が進んだケースもある。

米10年債利回り 一時2%割れ

FOMC
FRBが明確に利下げの姿勢を示した

金利の低下を受けて…
①ドル安円高(ドル円⬇️)
②株高今回も、金融緩和による景気や株価の押し上げ効果に市場の注目が集まれば、リスクオンによる円安が進む可能性がある。市場の利下げ期待がやや過剰との見方もあり、円高進行か円安反転か、決め手は見えていない。

 <FOMCメンバー、利下げ予想は17人中8人>

 市場は、米利下げ期待をすでに相当織り込んでいる。CMEグループのフェドウォッチによると、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の金利先物市場では、年末までに0.75%、0.25%刻みなら3回分の利下げを織り込んでいる。

 しかし、今回のFOMCで示された金利見通し(ドットチャート)では、メンバー17人のうち、年末までに政策金利を0.5%ポイント引き下げることが適切との見解を表明したのは、半数以下の7人(もう1人は0.25%ポイントの利下げ)にすぎない。

■会社概要
会社名 :株式会社NAM
代表者 :代表取締役 中野哲平
所在地 :〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目10番1号 GINZA SIX 8階
設立  :2017年10月04日
事業内容:医療、創薬に特化した人工知能の開発、ブロックチェーンによるデータ管理
資本金 :1000万円 (資本準備金も含む)
URL  : https://nam-inc.jp/

 10年米国債利回り<US10YT=RR>は16年11月以来となる2%割れまで低下したが、市場はかなりの利下げを織り込んだため、今後の金利低下余地はそれほど大きくないとの見方も少なくない。ドル/円<JPY=EBS>を押し下げる米金利低下が止まれば、円高も進みにくい。

 

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