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「球場に正しい国旗掲揚・国歌斉唱を見た」の巻

 2003年5月13日、Dodger Stadiumでの対アトランタ・ブレーブス戦。石井一久が6回まで1失点に抑え、セットアッパーのギエルモ・モタもつないだが、ポール・クワントリルが打たれて連敗。ジム・トレーシーの采配には首をかしげることが多かったが、モタとクワントリルの順番が逆だったような気がする。
 我がドジャースのスタメンを見ると、1番が現監督のデーヴ・ロバーツ、2番が筆者の御贔屓だったポール・ラ・ドゥーカ、クリーンナップは、3番のショーン・グリーンはまだしも、鳴り物入りで移籍してきたフレッド・マクグリフと、ブライアン・ジョーダンが不振だったのは痛かった。下位は、後にボストンで活躍するエイドリアン・ベルトレ、牛若丸シーザー・イストゥリスと元ボストン監督のアレックス・コーラの二遊間…あの頃のドジャースは、強くなかったけどいいチームだったなぁ。因みに、ロッテに在籍したフリオ・フランコが相手チームにはいた。
 それはさておき、写真はその日の試合前の国歌斉唱のシーンだ。これぞ正しい国歌斉唱である。全員が起立脱帽。当然の国際儀礼だが、日本では、競技場でこの正しい光景はめったに見られないのではないか。国旗と国歌が大嫌いな『朝日新聞』や『毎日新聞』が、高校野球の時だけは何故か渋々、甲子園で国旗、国歌をやってるのが面白い。筆者が知っている限りでは、西武の旧所沢球場で「南海 vs 西武」を見に行ったときにはやってたけど、起立脱帽する人はほとんどいなかった。今はどうか知らないが、オリンピック選手が、国旗をセンターポールに揚げ、国歌を歌うことを目標にしていると発言すると、その部分をカットするようなマスコミが、国民の常識を麻痺させている。マスコミは日教組やそれをコントロールできない文科省などと同罪だ。万死に値する。
 常識のない左翼教師が、子どもに国歌斉唱、国旗掲揚という、人間としての常識を教えなくなったのは、いつ頃からだろうか。筆者が小学校、中学校のころだって、先生は左翼だったけど、そういうことは、ちゃんとやっていたのに。
 かの有名な、鹿児島のラ・サールが地元の信用を勝ち取ったのは、戦後のややっこしい時期に、カトリック・ミッションスクールであるにもかかわらず、ちゃんと国歌斉唱、国旗掲揚という常識を教えていたからだと、新聞社の幹部を務めたとあるOBから直接聞いたことがある。同じOBのラサール石井が左傾化して、マスコミに媚びるかのような発言をしてたびたびネット上で炎上してるけど、ラサールの誇りを振り返って欲しいもんだ。日本のカトリック司教団の左傾化もかなりひどいらしいが、旧約聖書の箴言24章21節には、「わが子よ、主と王とを恐れよ、そのいずれにも不従順であってはならない」とある。日本基督教団など、プロテスタントにも反日的左翼が多いが、イエス様にも天皇陛下にもちゃんと仕えないと、聖書の教えを守っていないことになるのだが、聖書を読んでいないのだろうか。憲法9条教の人々が、憲法改正条項を知らないのと同じで、あまりにも滑稽で、哀れだ。
 アメリカは移民の国だ。わけあって移住してきた人、今もなお不法滞在の人も五万といる。アメリカ国旗に嫌悪感を抱く人だってたくさんいる。アメリカ国歌を聴くと泣きたくなる人だっている。それでも、敬意を表すべきシンボルが国旗、国歌なのだ。ゆえにこれが正しい国旗掲揚と国歌斉唱のモデルなのだ。

拙ブログ『無闇にアメリカに来てはいけない』より「正しい国旗掲揚・国歌斉唱」(2005年06月24日 15:09付)に加筆修正した。

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