現代短歌 《太陽が西からのぼる》
あたたかい夢抱えつつ目の裏に写り込んでる湖の底
銀色に輝く魚横切れば無視した後悔あぶくとなり消え
悪い癖届く届かぬ五分五分のあなたへの手紙したため続けて
裸足でも歩ける君の応援がここまで届く雪の上なら
ヒヤシンスその根はどこに繋がったあなたの足元その道の先
過ぎし日を反芻しても進まないそれでも思い出として生き続け
甘くても苦くてもいい君のそば居られるならば咲き乱れる花
舌の上転がる球体追いかけて傘も持たずにふられてしまう
きらきらを集めて糊でくっつけてお星さまいつか願いを叶えて
太陽が西からのぼるそんな日はメロンソーダを逆立ちで飲み
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