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精神障害者が監視されている事について

旧法では、精神障害者からの被害について、保健所に通報できる法律があったんです。

そのころは、基本的に、障がい者に関する情報は、すべて 福祉センターに集めることになっていました。

事実上、監視の対象だったみたいですね。福祉サービスで、介護ヘルパーさんがなにかしてくれたとしても、条文によれば、それはすべて中央の福祉センターに記録されて、生活状況からなにから、追跡されていたようです。

現在は、そのような法律はなくなっているみたいですが、実務上、情報の共有はされているようです。

これ、めちゃくちゃ困るんですよね。わたくし、精神障害者なのですが。

昔のように、監視するために情報を共有しているわけではないようですが、精神障害者Xが、A病院で話したことが、役所を通じて、Bケアセンターに知られている。しかし、A病院がどのように役所に話をしたか、障害者Xは知り得ない。そこに誤解や、嘘があったとしても、障害者Xは対抗のしようが無い。

小学生のころに、作文ゲームってのをやったことがあると思うのですが。人づてに伝わる情報って、あやふやだったり、まったく事実と異なっていたりするんですよね。

その作文ゲームにたいして、本人の対抗言論が及ばないっていう。

もちろん、法制度としては、異議申し立てみたいなのは、技術的に可能だとしても。現実的にそれできる?

Googleがもってる、個人情報のビックデータですら、コントロールできないことが問題視される時代に、障害者が自分に開示されない自分のデーターをコントロールできないって、しゃべつにもなりかねないし。

そもそも、わたくしみたいな者なら、世の中の裏側で、そういうふうに自分の情報がやりとりされていることがわかるけど、多くの精神障害をもつ人は、そういう仕組になっていることすらしらず、監視されてるかのごとく暮らしていると想像すると、ぞっとする。

といっても、精神科のお医者さんも、10分~20分会話で診察しただけで、その人の病状がわかるわけではないから、Bケアセンターからの情報って必要なんだろうけど。 Bケアセンターが事実と異なる情報を出した場合に、患者はおいてきぼりってなる仕組みなのは、いかがなものかと。

なんか、よい仕組みないでしょうかねぇ…。

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