見出し画像

“医療従事者がイキイキ働ける環境”を提供するために取り組んでいることとは?

こんにちは!リカバリー採用担当の広瀬です。

弊社の果たすべき使命の一つに「医療従事者がイキイキ働ける環境を提供すること」を掲げています。
その実現のために、弊社では「コーチング」を活用した教育を推進しています。

コーチングとは?
対象者の自主性を促し、能力や可能性を最大限に引き出しながら、目標達成に向けてモチベーションを高めるコミュニケーション手法です。
(参照元:https://www.tmj.jp/column/column_11832/


コーチングを社内に導入したことにより、退職率が改善されたり、事業所のご利用者様が1.5倍になったりと良い効果が次々と出ています。

今回は弊社代表の大河原に「コーチングについて」インタビューしました。

前編のこちらでは、「コーチングを導入したきっかけ」「実際にやってみての効果」等をご紹介していきます。

後編はこちら:https://note.com/recovery_blog/n/ne6b37277a179/edit
(※2021年11月2日公開)

1.弊社代表 大河原について

社長スーツ

弊社代表取締役の大河原は、病院の手術室や救急外来、ICUなどで看護師として勤務していました。
27歳の時に行った海外ボランティアが、大河原の看護観を大きく変えるきっかけになったそうです。その体験を通して、

「利用者様とご家族が笑顔になるようなサポート」
「在宅死を希望する方の願いを、地域に密着し“もうひとりの家族”のような存在で叶える」


そんな訪問看護ステーションを運営したいと思い、Recovery International株式会社を立ち上げました。

採用サイトTOP画像

詳細はこちらをご覧ください
https://www.recovery-group.co.jp/company/#president

そして、「医療従事者がイキイキ働ける環境を提供すること」を掲げ、その実現に向けて様々なことに取り組んでいます。

その一つがこれから紹介していく“コーチング”です。


2.様々試していく中でコーチングが一番マッチしていることを実感

大河原社長にコーチングについてインタビューしました!
まずはコーチング導入のきっかけについてです。
---

Q.コーチングを導入した理由を教えてください

大河原:
今までコーチング以外にもGoogleの“WORK RULES”や、オランダの“ビュートゾルフ”、アメリカの“オマハシステム”など様々学んできましたが、しっくりくるものがなかったんです。

看護師・理学療法士などの医療専門職の人たちに合うものを探して、色々試した結果、コーチングが一番合うという結論に辿り着きました。
コーチングがスタッフやリーダー達に適していると実感したので学んでいます。
---

Q.ワークルールズやコーチングなど、“人”に着目したきっかけはありますか?

大河原:
きっかけは2つあります。
1つ目は、「チーム全員で看護するスタイル」の推進です。
看護師さんの中には自分で何でもできちゃうような“スーパー看護師”が存在します。
しかし、在宅医療ではスーパー看護師はあまり向いていないのかなって思っています。「自分の力だけの看護」って患者さんにとっては120点ですが、長い目で見ると、その看護師に何か問題が起きた時に患者さんのもとに行けなくなってしまうからです。
継続性を考えたときに「チーム全員で看護するスタイル」が重要であり、スーパースターのような即戦力の看護師さんを増やすよりも、今ある能力を20点、30点と伸ばす方が在宅医療では重要だし、医療専門職の方々にもプラスになるんじゃないかなと思いました。

もう1つは、自分自身がコーチングの「現状把握と目標」という考えがすごく好きなんです。
よく例えられるのは、“富士山に登ろうとしているのに目標と現在地を把握していなくて、持っている力を発揮していない人が多すぎる”みたいな。東京から富士山に行くのに、東北に行こうとしてしまう人が多いんですよね。
それを解消するには経営者と役職者、そして役職者とクルーの目標を統一することがすごく重要だと思います。


3.「どうなりたいですか?」の問いかけからスタート

Q.コーチングは誰を対象に行っていますか?

大河原:
拠点のリーダー
に対して行っています。
全拠点のリーダーに「今コーチングをやっています。声をかけてもらえれば個別に時間をとるけど、どうですか?」と声をかけて希望者を募りました。そこで「興味がある」と答えてくれた人に対して行っています。

合計10時間くらいのコーチングの研修に行っているリーダーもいますよ。休みの日に参加してもらってるんですが、研修費は会社で負担しています。役職者が成長しないと、会社って成長しないと思うので、先行投資みたいなイメージで行っています。
---

画像2



Q.実際にコーチングではどんなことをしていますか?

大河原:
コーチングでは最初に対象者へ「どうなりたいですか?」とききます。
始めた頃は「私が役職者じゃ良くない」「私にはリーダーの才能がない」と話す人もいました。
だから僕はそんなリーダーたちに「じゃあどんな医療職になりたいのか」「リーダーじゃないならどんな人間になりたいのか」と尋ねます。すると、みんな明確に答えてくれるんです。
けれど「そうなるために今何かしているか」ときくと、全然していません。だから辛いんだな・・・と思うんです。
---

Q.現状把握と目標の確認から行っているのですね。みなさんどんな目標を立てられてますか?

大河原:
例えばIさんは「みんなが笑顔になるようなリーダー」だったり、Tさんだったら「まず自分が楽しく働けるリーダー」が目標です。

他にも「人を成長させられるようなリーダー」と目標を掲げている人もいます。しかし実際に振り返ってみると、週に1回・30分のミーテイングしか設けていなくて、しかもその時間も業務関連の話しかできていなかったりしていました。それでは成長させることはできないと思うし、目指すリーダーにもなれません。そこをお伝えして、「じゃあどうすればいいと思う?」と尋ねます。
例えば、Tさんだったら「他のスタッフが楽しく働ければ私も楽しく働けると思う」と話していたので、そこからチャンクダウンして行動目標を明確にしていきます。
このように「問題点を紐解く」ということを今はやっています。
---

Q. 現状リーダーがコーチングを実践する場面もありますか?

大河原:
あります。Tさんはコーチングを活用した面談をスタッフと行っていますね。「辞めたいです」っていう人って、なんで辞めたいのかきくと「訪問看護に向いていない」とか「自分へのクレームが多かった」という人がたくさんいます。
そういう人にはまず「なぜ訪問看護師やリハビリ職を目指したのか」という部分を確認して紐解いてあげると、訪問看護業界に入ったきっかけに繋がって、解決策を一緒に考えやすかったりします。


話しの中で登場したTさんは、実際に採用面接でも対話力や、カウンセリング力が凄いなと感じています。身につけたコーチング能力が実際にこういった機会にも発揮されているんですね。


4.「自分はどうしたらいいのか」の視点で常に考えらるように変化

Q.実際にコーチングをやってみて実感している効果はありますか?

大河原:
一番大きいのは「悩みが減る」
ということですかね。今まで悩んでいたことに対して、根本の原因を考えられるようになるので解決策に繋がるんですよ。
そして相談事に対しても、これまでは「どうすればいいですか?」でしたが、「こう思うんですけど、これはどうですか?」という切り出し方に変わりました。
解決策ありきの相談になり、他責から自責に切り替わっています。
「自分はどうしたらいいのか」ということを常に考えるようになったことが大きな変化だと思います。

他にも、事務所の売上が約1.5倍になったところもあります。退職率が下がった事務所も沢山あります。
---

ー それはとても良い効果が出ていますね!

大河原:
成長を実感できる
っていうのは大きいと思います。自責ベースになったのもあります。3~4年前までは他責で「会社が悪い」とか「上司が悪い」という考えが普通にあったのでそれを変えたかったんです。
やっぱり、同じ仕事をするなら楽しく働いてほしいんですよね。



5.おわりに

大河原社長に話しを聴く中で、「コーチングの力はすごいな~」と改めて感じました。
医療業界では「役職者はなんでも全部一人でできて当たり前」という考えで、役職者が追い込まれて潰れていってしまう組織も少なくないと思います。

リカバリーでは、経営者が現場のリーダーと向き合い、リーダーがスタッフと向き合っています
その好循環がスタッフもリーダーもイキイキ働ける環境に繋がっている気がします。

現在、リカバリーでは看護・リハビリスタッフとして一緒に働くお仲間を募集しています。

▼求人一覧はこちら
https://www.recruit-recovery.jp/recovery/all/KMT_1_20_DUD%2CID/CLlist.htm

▼体験同行・説明会の申し込みはこちら
https://open.talentio.com/1/c/recovery-group/requisitions/detail/18112

「イキイキと働きたい方」「コーチングに興味がある方」は是非お問い合わせくださいね。

ここまでお読みいただきありがとうございました^^