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【仕事】若手のうちに資格をとりまくった理由

おはようございます。

今日の結論は「資格取得はスタートラインにすぎない」です。

▼ 5年で資格をとりまくった

僕は理学療法士になって5年間で、関心のある分野の認定・資格を取りました。
近い分野ごとに列挙します。

① 循環器疾患・呼吸器疾患
・認定理学療法士(呼吸)
・呼吸療法認定士
・呼吸ケア指導士
・心臓リハビリテーション指導士

② 緊急時対応・集中治療
・BLS provider
・ACLS provider
・FCCS provider
・日本医師会医療安全推進者

③在宅ケア・地域ケア
・介護支援専門員(ケアマネージャー )
・地域ケア推進リーダー
・介護予防推進リーダー
・福祉住環境コーディネーター2級

▼ なぜ資格をとったか?

ときどき「資格って役に立つの?」と聞かれることがあります。

僕の答えは「資格は役には立たない」です。

資格をもっていると「専門家」という位置付けで考える方が多いんですが、実は全然違います。

資格取得で得られるのは「その分野の最低限の知識」だけです。

▼ スタートラインに立つ

たとえば「ステロイド治療が奏功した重症COVID-19の症例」という論文を読むとします。

Patient with severe COVID-19 treated with corticosteroids
[PubMed]https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32900168/

この論文を読むためには、最低でも

・ARDSに対するステロイドの適応
・ARDSに対する腹臥位療法の適応
・permissive hypercapnia 戦略
(高炭酸ガス血症を許容した呼吸管理)

くらいの知識はないと理解できません。

すべて、呼吸療法認定士を取得するプロセスで得られる知識です。

資格を取得して、やっと「情報を理解できるレベル」に到達できます。

そこから最新の知見を学び続け、経験を積んだ人が「専門家」です。

▼ 早めにスタートを切る

若手のうちに資格取得したのは「若い方が吸収率が高いから」ではありません。

まだスタートラインに立っていない。
早くスタートを切って前に進みたい。
と思ったからです。

ちなみに「歳とったら勉強しても頭に入らないから…」というのは、学び続けないための言い訳です。
※ 吸収率が半分になったら2倍努力すればいい

基礎知識は資格取得でなくても得られますが、

① 一定水準の知識がパッケージされる
② 努力するための明確な目標になる
③ お金と時間を投下するため本気になる

という点で価値があります。

なので資格は
取得前:プロセスに価値があり、
取得後:ライセンスに価値は少ない。
と思って取得しています。

「資格取得はスタートラインにすぎない」というお話でした。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も素敵な一日をお過ごしください✨


PS.素敵な医療従事者支援をされている方がいらっしゃったので、シェアさせて頂きます。
看護師さんなどに無料でオンラインカウンセリングをしてくださるそうです!


頂戴したサポートは「眼鏡オジサンになる日」を日本記念日協会に登録する費用(15万円)に充てられる可能性がありまので、ご注意ください。