DCC職場インタビュー : 今までの様々な経験で得た「当事者主体」の考え方を支援でも活かしたい
東京都渋谷区で運営しているダイバーシティキャリアセンター(DCC)では、どんなスタッフが働いているのか職員紹介インタビューご紹介!
現在、ReBitではDCCの東京・大阪の2拠点のスタッフを募集していますので、気になった方は是非ご一読ください。
第1回目となる今回は、支援員の多田香澄さんにインタビューをしました!
最初ってドキドキしますよね。
Q1.DCCでの仕事内容について教えてください。
平日は主に、フェロー(*)さんの訓練のサポートや面談を行っています。私はフェローさんに合わせた個人メニューを考えるのが好きで、『個別対応』に力を入れています。面談を通して、フェローさんの困り事や希望を聞きながら、一緒に「こんなことを訓練でやってみるのはどう?」と話し合ったりします。フェローさん自身も考案に参加し、訓練を進めることで、より達成感を味わうことができ、それが自己受容にも繋がると思っています。
(*)=DCCでは利用者さんのことを「研究員」という意味を持つ「フェロー」と呼んでいます。この呼び方はフェローさんも一緒に決めた呼び方です。
〜ある日のスケジュール〜
9:00 出勤
9:30 職員朝礼
10:15フェローさん朝礼、午前訓練開始
10:30 面談
12:00 午前訓練の振り返り面談
12:30 昼休憩
14:00 自主トレのフォローや午後訓練の振り返り面談
15:00 フェローさん終礼
18:00 事務処理を終えて帰宅
Q2.なぜDCCで働こうと思ったのですか。
私が社会福祉士の勉強をしている時に、LGBTQについての言及がほとんどなく、そのことに違和感を感じ、「福祉とLGBTQ」に関わりたいと思ったのがきっかけです。介護の現場や相談支援業務など、長く福祉に携わってきました。共通して重要さや難しさを感じているのは「当事者主体」についてです。これまでの経験で得た様々な「当事者主体」の考え方や捉え方を、DCCの支援でも活かしていきたいと思っています。
Q3.DCCの仕事で印象に残っていることを教えてください。
LGBTQの方の自己受容に関する支援をしています。部屋が物置状態であるというお話を伺い、自己受容の一環として「断捨離」を訓練に取り入れるご提案をしました。断捨離を通じて過去の自分と向き合い、モノや気持ちを整理する。特にジェンダーに関わる衣類を処分したことで、「自身がありたい姿で生きる」ことをより強く決意された様子でした。その後、ご自身の身に着けたいアクセサリーや洋服などを纏って外出する姿を、写メで送ってきてくださった時は本当に嬉しかったです!
Q4.DCC職員として大事にしていることはなんですか。
受信と発信です。フェローさんだけでなく、職員同士や関係機関などDCC内外問わず、関わる人たちとの発信や受信を大事にしています。支援者として、フェローさんからの発信は、声なきものも含めて受信できるようにアンテナを立てています。よりスムーズな支援を提供できるよう、職員同士の発信も重要です。そして多様な支援の提供のために、関係機関や企業の発信にも敏感になれるよう、努力しています。
Q5.今後の目標はありますか。
日々の業務を、日々邁進。先日サービス管理責任者の基礎研修を受けました。正式なサビ管として実践研修を受けるまでに2年の実務期間が必要なのですが、「2年で実践研修を受けるにまで成長できるのか!?」と正直不安も感じています。就労移行の利用期限も原則2年。ここは自分もフェローになったつもりで「日々の訓練」として、業務やスキルを身に着け、経験を積み、一歩ずつ成長しよう!と心がけています。
Q6.DCCの職員に応募を検討されている方に一言!
まずはDCCに興味を持ち、ここまで読んでいただき、ありがとうございます!今、いろいろなことに迷われているかと思います。私も応募するまでに1か月以上かかりました。なかなか不安は拭えないですよね。ですので、ぜひ!存分に迷われてください!!その迷われた経験も、DCCでは支援のための貴重なものになります。迷いに迷った「アナタ」を、迷ったままの「アナタ」も、お待ちしております♪
いかがでしたか?「もっと具体的に知りたい!」「見学してみたいな」「一緒に働いてみたい!」という方はお気軽にご相談ください。
なお、職員も募集中です!