パッチワークで繋ぐ未来
洋服は布を裁断し、縫い合わせることで作られます。
たとえば僕たちの得意とするジーンズなら、デニム生地の種類にもよりますが1本のデニムを作るのに2m前後の生地が必要になります。
一枚のデニム生地の中に型紙(ジーンズを作るのに必要なパーツの形)を当て込み、生地を裁断していくのですが、工程を見ているとまるでパズルのよう。
できる限り生地の無駄を無くすため、最小限の生地の中に型紙を合わせていきます。言葉にすると簡単ですが、縫い合わせた時の生地の向きを揃えたり、柄物の生地なら柄が合うように計算する必要があるため、中々大変な作業です。
ですが、それでもロスは生まれます。
こうした使用残生地も勿論ですが、製品として完成しても、縫製不良などにより世に出すことの出来ない商品も、どうしても生まれてしまいます。
今まで僕たちはそうした端切れや残反を廃棄せずに、協力企業と一緒にリサイクルに回していました。
今回、rebear by Johnbullをスタートさせるにあたり、自分たちの力で新しいプロダクトを生み出す取り組みを始めました。
rebear by Johnbullを代表するアイテム、パッチワークシリーズです。
lot. X2001
price. ¥26,400(in tax)
lot. X1001
price. ¥26,400(in tax)
製品を作る中で生まれた使用残生地や、縫製不良で製品化できなかったアイテムを解体し、職人の手作業でパッチワークの大きな生地を作ります。
それを再度裁断・縫製し、ジャケットやパンツとして生まれ変わらせました。
たくさんの方の手に届くように、パターンはすべてユニセックスで引いています。パンツはウエストゴム仕様なので、幅広い体形の方に対応できる1本です。
この写真のスタッフで身長151cmですが、同じものを僕(173cm)も着用できます。
パンツ・ジャケット共に、生地それぞれの加工感や、元々の製品としてのデティールがそのままデザインとしてアイテムに残る、全てが一点物のプロダクトです。
パッチワークの作業から縫製まで、全てを自社工場の職人が手作業で行います。途方もない手間がかかります。もしかしたら普通のラインで製造するアイテムよりも大変かもしれません。
それでも、僕たちができるサスティナブルへのアプローチとして、このパッチワークシリーズは必要不可欠なものです。
リリース以来、このアイテムをきっかけにrebear by Johnbullのこと、そして僕たちJOHNBULLのことを知ってくださる方がたくさん増えました。
プロダクトを通じて、僕たちのこと・サスティナビリティのことをまず「知ってもらう」ことが、これから先の素敵な未来への第一歩なのではないかな、と考えます。
もし、僕たちの取り組みに興味を持って頂けたのでしたら、ぜひリンク先も見てみてください。
それでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?