世界の美しい瞬間33
33 青い鳥
私は頻繁に更新しないことにしている。
自分の幸せの具合を探るがゆえだ。
それも、波があると思う。
ずっと一定を保ち続けることが幸せではないからだ。
世界の美しさを書こう、それも自分のために。
と始めたマガジンだが、ここをリソースして別記事を他で書かせて頂いていたり、ときに、過去忘れかけた記事に足跡を頂くと、ほんのすこしだけ、今をどこかで息づいている誰かへ、どんなかたちかは知る由もないが、この世界に影響しているのだと感じる。
なので、ご覧下さる方が束の間でも気休めでもポジティブの方へ感情が動けば、このマガジンの役割は十分に果たせていると思う。
わたしは長い間、気が遠くなるような距離を感じていた。
幸せとだ。
だから、追い求めていた。
世界のどこかにそれは存在していて、掴めるかどうかは自分次第だ。
けれど、それはなかなか手に入らない。
みつけたと思ったところに留まってみると、留まる間にどんどん違って来て、仮の幸せはいつの間にか不幸の始まりに転じていた。
多種多様にメソッドや自己啓発本が様々出ていて、それに究極とか決定版とか帯が付いている。
どれもこれも頷けはするが、100%自分に浸透するものではないことが、やってみると分かる。
それもそのはず、自分ではない誰かが作ったルールであるに過ぎないからだ。
(部分的に採用してみる、のはいいかも知れない。それで楽になるのであればいいし、変化をしないものごとに進化はない。)
そうして外の世界にばかり幸せになる方法や人やものごとを追い求めても、結局ないことに気が付いた。
そう、外にはないのだ。
絶対に。
ただし、自分の中にみつかった途端、
それは外の世界に現れるものなのだ。
過去、
勿論自分の責任で選択して来たものごとに於いて、
幸せには必ず条件が要ると提示された。
〇〇したらいい。
××買えばいい。
△△に行ったらいい。
そしてそれらを継続するといい。
こう言うのが正しくて、あれは間違い。
偉人はああ言った、神様はこう言う。
だが、それらでは一向に、どこか分からないけれど今より高みにあるはずの幸せに、近づくどころか、どんどん疎遠になった。
それでも諦めなかったわたしは、外の世界にヒントやきっかけを求めた。
すると、あれこれと試すうちに、あるとき突然、
それらは一気に瓦解することになった。
幸せは無条件であること。
そして、それらは全て自分の中に在った。
そう、
ヘンゼルとグレーテルの青い鳥である。
皆さん、あの姉弟の話を今どう感じるだろうか。
本気で気がつくには、それなりのプロセスや覚悟が必要(な人もいるもの)だからだ。
恋人がいようがいまいが、
結婚していようがいまいが、
子供がいようがいまいが、
お金のあるなしや肩書きのあるなし、
性別や国籍といったものが
分類される何かであろうがなかろうが、
前世や過去世がどうで、
魂の由来がどうだとか。
そういった条件ではないのだ。
少なくとも、自分の幸せにおいては。
どれだけ自分と向き合ったか、
どれほど自分のことを知っているか、
その方がよほど幸せに近いのだ。
わたしは、幸せである。
だが、もっと幸せになれるはずなのだ。
それは、今、まだ魂の奥底から、
叫んではいないからなのだ。
わたしはこう在ることが幸せだと。
しかしながら、過去も実はそうであったように
現在も幸せなのだと、気が付いたのだ。
もしもこの記事を目にしてくれたあなたが、幸せが何かを追い求めているのであれば、寝る前、朝起きたとき、ぜひあなた自身に声をかけてあげて欲しい。
「生きていてくれて、ありがとう」
と。
もちろん見えること、見えないことでわたしたちは生かされている。
でも、今生きているのは、紛れもなくあなたが生きることを選び、何事があっても、あなた自身が生きて来たからだということも、同時に認めてあげて欲しい。
やるやらないはお任せするし、効果のあるなしはわたしには分からない。
それは、あなたは宇宙でたった一人なのだから、あなたの幸せはあなたにしか分からないからだ。
だが、もしやってみて、少しだけ心が軽くなったなら、ヒントになり得るかも知れない。
あなたの中に在る青い鳥が、美しく在りますように。
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