檸檬

長文投稿用に作りました。初心者ゆえにお手柔らかにお願いいたします。

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最近の記事

2023年観劇総括~メディアミックスの新作歌舞伎が面白かった話と東宝ミュージカルS席ガチャに疲れた話~

はじめに ・アミューズプラス会員(以下、「アミュプラ」) ・前年2022年は大型ミュージカル中心に月1の観劇 というスペックの私が観た2023年の舞台作品の総括です。 なお2023年は ・ミュージカル10回 ・歌舞伎19.5回(FFX歌舞伎は昼夜通しで1カウント) ・宝塚、ストプレ2回 という結果に。歌舞伎増え過ぎ。 「日本発の新作、良かったな」と 「メディアミックス歌舞伎面白かったな」ということに尽きます。 もし今後皆さんの好きな作品が歌舞伎の題材に選ばれた際は 是非

    • 映画『流浪の月』の映倫Gで大丈夫?という話(ネタバレ有・楽しい話ではない)

      はじめに 映画『流浪の月』原作既読済の映画感想もとい引っ掛かりポイントの話。 キャストが~ 演出が~ というエンタメ性のある話は一切してません。 あんまり楽しいことを言ってない気がします。 ・原作/映画ともにネタバレあり、いずれも履修済前提での話で進めてます。 ・映画『ミッドナイトスワン』の一部ネタバレもあります。 ・パンフやネット記事含むインタビュー関連は未読です。 ・本編よりも映倫の話が多く、取り上げる話題の性質上、セクシャルな話も含まれます。 ・李監督作品は本作が初め

      • 互いの愛で己を赦す、救いの物語――映画『きみの瞳が問いかけている』考察と解釈と幻視と。

        はじめに 映画『きみの瞳が問いかけている(以下、『きみのめ』)について約1万字で自己満足を垂れてます。長いです。 鑑賞済の方もとい私に向けた解釈と考察および私の幻視との戦いのため、とんでもなくネタバレで分かりにくいです。あらすじすら載せない、完全に私向け文章です。 作品評ではございませんので悪しからず。 そして私はこの作品、大好きです。 公開3週目に出塁からの満塁ホームランなう、です(=4回見ました) 「純愛」「泣ける」という宣伝文句に隠された「赦し」のテーマ。 いや、聞

        • 『ピピン』2019年日本版が面白かったよ、という感想

          ブロードウェイミュージカル『ピピン』の日本版を観ました。 日本版というよりも『PIPPIN』そのものに言及しています。 ピピン初鑑賞でしたが、めちゃくちゃ面白かったです。 日本版がキチンとクオリティを保っているから面白いと思えるのでしょう。 東京公演は6月で千秋楽を迎えますが、地方公演がございますので、気になる方は是非に。 今後一生見れなさそう(物理的に)ブロードウェイ(リバイバルのオリジナル)版のチームが演出など手がけていること、現地の舞台装置、役者の質などからしてめち

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          分かりあえないまま生きていける世の中がいい――『半分、青い。』私見

          「分かりあえなくて良い。分かりあえないまま生きていける世の中がいい」―― 鎌谷悠希『しまなみ誰そ彼』第3巻15話より 「半分、青い。」のここが好きだ!をそんなスタンスでひたすら並べるメモになります。 1)一貫した制作陣の姿勢 2)欲に忠実 3)夢を追うことへの優しさ 4)私好みの要素が揃いに揃った 5)最後に ――「分かりあえなくて良い。分かりあえないまま生きていける世の中がいい」 1)一貫した制作陣の姿勢  ストーリーが筋を通ってるということではなく、作品づくり

          分かりあえないまま生きていける世の中がいい――『半分、青い。』私見