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シンプルなデザインと、使いやすさを追求された菜箸(サイバシ)。

こんにちは。リアルジャパンプロジェクト非公式note第4回目になります。
リアルジャパンプロジェクト河内宏仁です。
今回は、大内工芸の寿菜箸にスポットを当てた記事をお送りしたいと思います。

大分県日田市にある「大内工芸」さん。
創業以来国内産材にこだわり、ひとつひとつの商品を職人さんが手作りしています。

良質な孟宗竹を使ってつくられた「寿 菜箸」は、持ち手の太めな家庭用菜箸です。頭部は斜めにカットしてあり、大内工芸さんが創業当初から作り続けている「寿箸」と同じデザインです。
持ち手の部分は丸く、先端にいくにしたがって四角く、そして細く加工されている「寿 菜箸」。
一膳ずつ異なる竹の節の表情や風合いがとても美しい菜箸です。

【一度使ったら二度目も使って頂ける商品作り】


シンプルなデザインと、使いやすさを追求されている大内工芸さん。
「一度使ったら二度目も使って頂ける商品作り」という大内工芸さんの言葉から、使う人を思いやったお箸作りに対する取り組みが伝わってきます。
使ってみたらわかる、細部にまでこだわりがつまった素敵な菜箸「寿 菜箸」をご紹介します。

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【持ち手のかたちの使いやすさ】


寿 菜箸」は丸箸です。菜箸は、調理過程で力を込めて使うことも稀ではありません。気が付いたら関節の間に箸の跡が残っていた、なんて経験は、誰しもあるのではないでしょうか。角のない丸い持ち手は、箸を支える指への負担が少なく、箸が当たっている部分を痛めることがありません。少し太めに作られている丸箸は、持ち手への負担を減らしてくれます。先端部分に滑り止めの加工はされていませんが、四角く細く加工されているおかげで、先端がピタっと合わさって、使う人の力の加減を箸の先までしっかり伝えてくれます。

家族の好物、重くて滑りやすい釜揚げうどんも容易く持ち上げて、安定感抜群です。

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【調理中の使いやすさ】

もちろん、青菜を湯がいたり、フライパンで炒め物をしたりは当たり前。菜箸ですから、調理全般、用途を問わず、台所で大活躍してくれます。竹はしなやかで折れにくく、しかも油に強い特性を持っていますので、破損や汚れを気にせず調理を行うことが出来ます。弾力性があるので、大事にしているお鍋やフライパンを傷つける心配もありませんし、自然素材で作られた道具は熱を伝えにくいので手元まで熱が伝わってくることもありません。
ちなみに、箸の中心あたりから四角くする加工が始まっているので、調理台の上をころがっていく丸箸の弱点は心配ありません。こういう点も意外と大事。

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【先端の使いやすさ】

頭からだんだんと、四角く細く作られている先端は、細かい作業にとても向いています。つまり、盛り付け箸としての役目も存分に発揮してくれるということです。
巷で見かける菜箸は、先端が通常のお箸より太い場合が多いので、調理は菜箸、盛り付けは別のお箸を使って、、、と使い分けている人も多いのではないでしょうか。
しかし、「寿 菜箸」は日ごろ食事で使っているお箸と同じくらい先端が細くなっているので、細かい作業もなんのその。ストレスなく盛り付けをすることができます。お皿への盛り付けはもちろん、お弁当づくりにも最適。上手に盛り付けが出来たときは、喜びもひとしおです。
シンプルなデザインなので、取り分け箸として食卓に出しておいても素敵ですね。

調理から盛り付けまでこなす「寿 菜箸」は、とても優秀な台所道具です。

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【お手入れの使いやすさ】


竹は、密度が高い素材。油を通しにくく強度もありますが、その分カビが発生しやすいといった点もあります。自然素材の道具全般がそうですが、使い終わったらしっかり洗ってしっかり乾かすという気づかいが必要です。
しかし「寿 菜箸」は、表面に樹脂加工が施されているため、カビが発生しづらく、ある程度の色移りや匂い移り、反りも防止してくれます。木製の台所道具に必要な、使用前に水で濡らすというひと手間も必要ありません。
いろいろな食材を扱う菜箸なので、衛生面は気を付けたいところですが、安心して使うことができます。
そして使ったあとは、スポンジや柔らかいものでの手洗いがオススメ。
食器洗い洗浄機を使ったり、長時間水に漬けておいたりすると、変形や変色をしてしまうおそれがありますので、使い終わったら、ささっと洗ってしまいましょう。

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台所に立ったら、使わないことは無い菜箸。日本の台所に無くてはならない、万能な台所道具です。長さがあれば、菜箸として十分。と思っていましたが「寿 菜箸」を使ってみて、その形や材質によって生まれる“使いやすさ”を実感しました。

まとめ

寿 菜箸」の「寿」という名前は、先代の社長さんが命名しており、“お箸を愛用してくださるお客様のめでたいこと(幸福)を願う気持ち”そして“長く愛用してほしい”という意味があるそうです。
創業から48年、お箸一膳一膳に、職人さんたちの熱意と愛情が、使いやすさとなって込められています。

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ぜひ一度、職人さんの思いが詰まった菜箸を使ってみてください。使う人を思って作られた道具は、実際に使ってみれば、その違いがはっきりわかります。ひとつひとつ手作りされた上等な菜箸を日常の台所道具に加えてみてください。台所に向き合う気持ち、食事をつくる楽しさに変化があるはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんからの道具の使い方などぜひ教えてください。
また作り手に聞いてみたい質問などがございましたら、ぜひ投稿ください。

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spacial thanks:@qillilly

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