【自社の成功要因を見つける】3C分析とは？

2023年3月17日 11:29

こんにちは！
今回は、マーケティングでよく利用されるフレームワークの一つ、「3C分析」について。
概要や分析方法をご紹介します。

■3C分析とは？

3C分析とは、フレームワークの一つです。

3つの要素、

・Customer（市場・顧客）
・Competitor（競合）
・Company（自社）

を分析し、自社の成功要因を見つけていきます。
外的環境や自社の状況を確認し、成功要因を見つけることで、自社の取るべき戦略などの方向性を明らかにします。

3C分析は、3つを同時に進めたりするのではなく、「顧客・市場の分析」→「競合分析」→「自社分析」の順番で進めるのがポイントです。

はじめに、Customer（市場・顧客）の分析を行っていきます。
市場・顧客の状況を理解していないと、自社の評価を正しく付けられないためです。

市場・顧客の分析では、「マクロ環境の分析」と「ミクロ環境の分析」の2つの分析を行うのが一般的です。
マクロ環境とは企業が左右することのできない外部環境のことで、ミクロ環境とは企業がある程度は影響を与えることのできる外部環境のことです。

【マクロ分析】
基本的には「PEST分析」を使用します。PEST分析とは、外部環境要因を4つの要素に分類して分析するフレームワークです。

・Politics（政治）：法律・政治・増税　など
・Economy（経済）：景気・消費動向・株価　など
・Society（社会）：人口数・流行・少子化　など
・Technology（技術）：インフラ・IT　など

【ミクロ分析】
基本的には「5フォース分析」を使用します。5フォース分析とは、5つの脅威から企業のミクロ環境を分析していくフレームワークです。

・業界内の競合
・新規参入者
・代替品
・買い手の交渉力
・売り手の交渉力

市場・顧客の分析ができたら、次は競合の分析をしていきます。
競合他社の商品やサービス・顧客数・販路・シェアなどを調査・分析します。

また分析の際は、「〇人の顧客を獲得している」「シェアは〇%に及んでいる」といった結果だけではなく、そのように至った要因（販売ルート・顧客サポート・営業の体制など）も分析しましょう。

競合の分析も終えたら、いよいよ自社の分析に入っていきます。
自社分析には「SWOT分析」と「クロスSWOT分析」が主に用いられます。

【SWOT分析】
「SWOT分析」は、内部環境であるStrength（強み）・Weakness（弱み）、外部環境であるOpportunity（機会）・Threat（脅威）の4つの要素を分析します。

【クロスSWOT分析】
更にSWOT分析で洗い出した要素を掛け合わせ、戦略を考えていきます。

①客観的に分析する
個人の意見・憶測を入れないよう意識し、客観的に分析することを心掛けましょう。個人の見解が入ると、分析の精度が落ちてしまいます。

②時間をかけ過ぎない
近年、市場の状況や顧客のニーズは絶え間なく、目まぐるしく変化し続けています。そのため分析に時間をかけ過ぎると、効果的ではない戦略になってしまいます。
丁寧な分析も大切ですが、スピートも意識するようにしましょう。

今回は3C分析について、概要や分析方法などをご紹介しました。

顧客・市場、競合、自社を分析すれば、自社が置かれている環境や強みを知ることができ、売り上げを上げるための戦略が見えてきます。
3C分析を行って、マーケティング活動に活かしてみてはいかがでしょうか。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました！

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