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コロナで判明した潰れない経営とは?

読者の皆さま、こんにちは!

コロナが終息する気配も無く、1週間前にギリギリでベトナムを脱出してきました!こういう有事の際に途上国のリスクを目の当たりにして、改めてカントリーリスクなるのもを意識しました。

さて、本題に入りましょう。

結論から言うと、この状況下でも経営を持続させる方法は1つしかないです。

それは、”いかに固定費を無くすか”しかありません。

1にも2にも、ビジネスをする上での大敵はコストですね。

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特に飲食店や箱物ビジネスの商業施設やホテル等は、最低限かかる固定費が大きい為に売り上げが無い時点で、削減できないリースや賃料等の大きなコストが垂れ流しとなり、一気に財政悪化します。


ビジネスをする上で、黒字化の目安となる数値を見る方法として【*損益分岐点】というポイントがあります。

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例えば、あなたが居酒屋を経営しています。

① 5月のコスト(固定費+変動費)が100万円だとします。

② 5月の売上は200万だとします。

③ すると5月の利益は100万となり、損益分岐点は100万円となりますね。

"要は、損益分岐点が低ければ低い程、黒字化のハードルが低くて、キャッシュアウトも少なくなる為に、*一時的に売上が立たなくても事業の継続が可能なのです"

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ビジネスをする上で、どのようなビジネスモデルでも”成功の保証は無い”のですが、失敗ずらい法則として以下のポイントが共通して挙げられます。

① 固定費の低さ(賃料や人件費)

② 在庫を持たない

③ 場所を選ばない

④ 人が要らない


飲食店は良い例ですね。

飲食店は基本的に上記4点すべての削減が難しいのです。このコロナの状況下で最も廃業が多いのは間違いなく飲食店です。

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まず、飲食店を構える時に、不動産物件の内装施工を行う初期コスト+毎月の賃料(閉店時は平均で6か月前申告)+調理器具のリース料+人件費はマストでかかります。

飲食店は基本的に自転車商業ビジネスモデルですので、多くの場合はスタート時点から客が来ないと1~2か月でキャッシュアウトして潰れます。

そして、今回は本当にタイミングが悪くて、東京オリンピック2020が決定されて以降、インバウンド需要を見込んで参入した飲食店が多くあります。

そしてコロナで外出自粛の上に、オリンピック延期のダブルパンチです。

来年のオリンピックまでの固定費を、コロナ関連の国の補助金で賄う事は100%無理です。というか損失補償は国は基本的にしてくれません。

この状況下で盛況なビジネスは宅配・フードデリバリー・ECの3つが代表的です。

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上記の飲食店も、コロナ騒ぎの前にせめて売り上げの5割をフードデリバリーで賄えていた場合は、事業継続の可能性が高くなったでしょう。


ことろで、このコロナでの経済打撃恐らく多くの方々が想像されているより深刻だと思います。マクロ経済で言うと、EUの数か国は確実にデフォルト(債務不履行)になるでしょう。スペインとかイタリアですね。

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これらは我々、個人や小規模事業者、フリーランス等のミクロ経済にも深刻なダメージを与えます。

例えば、私は現在この状況下で法人登記作業中ですが、既に第一四半期どころか上半期の売り上げはほぼインバウンド関連のプロジェクトに関連していたために、吹き飛びました。w

しかし、それでも通期では初年度から黒字にさせるつもりです。

一方で、弊社の取引先の東証一部上場の大企業は既に通期赤字だと先日の打ち合わせ時に嘆いていました。

日本のビジネス界の巨象であるソフトバンクグループも一気に経営が傾きましたね。既に投資会社化しているので、保有株が大幅下落したために資産が目減りして財務悪化しております。


私の会社は、初年度は自分の給与は厚生年金の関係もあり、月8万円しか自分の給与は貰いません。仮に1年間給与が無くても、生きて行ける金額300万円は蓄えてあります。

そして登記住所は実家です。もちろん固定費はかかりません。

従業員は私1名です。人が要らないので、増やすつもりもありません。

各国にフリーランスで動いてくれるグローバルチームが居るので、その他人件費の固定費も”0”です。

ですので、月次の固定費は何と平均で11万円ほどにしかなりません。

弊社の損益分岐点は11万円です。www

年間のコストでも決算費用や掲載ソフト・海外出張費等々の追加を入れても180万円位を想定しています。

資本金は300万円です。

これだと仮に1年売り上げが無くても、キャッシュアウトはしませんね。

もちろん創業年度の1年間で売り上げが0だとヤバいとは思いますが。。。


私はこれまで3か国で、0から現地法人を立ち上げてギリギリの経営状態をいくつも経験してきて、「固定費を減らす大切さ」を死ぬほど実感してきたつもりですし、コスト削減は得意です。


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しかし、今回のコロナウイルス

ここまで急速に世界に拡大している状況で、今年の終息は物理的にほぼ無理ですよね。

ただ、経済打撃での国のデフォルト・自己破産・負債による自殺者の方が、今後はコロナウイルスの死者より圧倒的に多く、しかも長期的に影響しそうなので、”恐らくは夏~秋頃に様子を見てWHOが終息宣言を出す”というシナリオが想像できます。

そして、開発に1年以上かかる専用のワクチンよりも前に、ある程度効果が見込めるアビガン等の薬が各国で承認されて、今のインフルエンザの様に世間一般に容認されてくると思います。

でもないと、本当に世界経済崩壊して本当に終わっちゃいますからね。。


という事で、ビジネスを検討している人は「固定費削減」の重要性を今一度再認識されてみてはいかがでしょうか。

※最初のスタート時に固定費が高ければ、よく見直すべきです!!



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#コロナウイルス #経済 #ビジネスモデル #固定費 #海外 #コスト














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