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【note】不登校になったら学校の教材どうしていますか?

うちは一式購入しちゃっています

義務教育期間の小学校・中学校で配布される教科書はぜんぶ無料です。
教科書は基礎学習のベースになるので、ぜひ不登校になった後もご家庭で&フリースクール等で使ってほしいです。

光村図書:https://www.mitsumura-tosho.co.jp/webmaga/made

その他の図工や教材等の、こちら「学校教材費等」と呼ぶもので、費用があかかる教材については、、私はちょっと1つ1つ選別する余裕と時間がなく、まるまる買っちゃっています。
いらなかったかな!と思うものは後からぽつぽつと気づいています。

費用がかかる教材は選べます

教科書はタダなのに、教材費が引き落とされている…なぜ…?

はい、それは、無料で配布される教科書のほか、ドリルやピアニカ、図工の材料費や運動会・学芸会で使用する用具などの、教科書以外のものは有料だからですね。

これらを「学校教材費等」と呼び、恐らく自治体によって費用は異なると思います。
町田市のHPには、学校教材費等とは以下のように書かれています。

学校教材費等とは、教育活動に係る費用のうち、保護者が負担する費用で、漢字ドリル等の冊子型教材、理科や図工等の材料型教材、楽器等機材型教材、デジタル教材、校外学習の交通費、卒業アルバム等の関連費を含みます。

学校教材費等の公会計化事業/まちだ子育てサイト (kosodate-machida.tokyo.jp)

こちらは買うか否かを選ぶことができます。

私は、
ドリルや資料集、図工・楽器等で使うものはほしい、
デジタル教材…これはなんだろ。小1~小3の段階では、一人1台いただくChromebook、こちらがデジタル教材に該当するのかな。ちょっとよくわかりませんが、デジタル教材はほしい。
他はいらないかなーと思います。

こちらは算数セットの例。

昭和教材株式会社HP:https://www.kyozai.co.jp/publics/index/127/detail=1/b_id=575/r_id=110/

こちらがあると、学校で集団での授業はしやすいと思います。先生がね。
でも、ホームスクーリングあるいはフリースクールで、算数が得意な子相手に、マンツーマンあるいは少人数で学習するのにこれはいらないかなと思います。

あくまでも私は。

教材購入は専用の用紙に記入する

こちらは形式上全員なのかな。
教材購入費を選択する用紙があります。
フリースクールへの登校を決めた後、学校に面談に伺った際に、これらはどうしますか?と先生に聞かれました。
ちゃちゃっとその場で記入、引き落とし口座の登録をしました。

学期途中の場合は、購入してしまったものは返金できないので、進級するタイミングで不登校になったケース、学期途中に新たに購入可否を考えられるケース、こちらに限ってしまうかな。

なお、給食についてはいつでも停止できます。
学校によっては、先生側が保護者とどのような手続きや相談を進めてよいかわからないケースもあるので、なかなか話が進まないなと感じたら、教材と給食費の件は、どうすれば良いですかと申し出てOKです。

給食費は自治体によるのか、まとめて引き落としはかかってしまうので、後から返金対応となるところと、〇月から引き落としもかかりませんというところとあるんですかね。うちは両パターン経験しました。

教科書はぜひ使い倒してほしい

不登校になったあと、ぱったり教科書を開かなくなっていませんか?
行かなくなったあたりのページから、途中で書き込みやシワがなくなっているのを目撃して、なんだかちょっと複雑な気分になったりする「悲しい思い出の品」、そんなふうになっていませんか?
私はまさにそれでした!笑

でもそれ違います!
教科書は学校で使うものではなく、義務教育期間の基礎学習を習得させるために保護者や教育者にこれを使うといいよ!と、子どもひとりひとりに無償で配布しているものです。
学校に来ている子だけに配布しているものではないんです。

ですので、不登校になった後もぜひホームスクーリングで、フリースクールでも継続して使用していただきたい。
今はそのように思っています。

教科書すばらしいですよ。
なんとなんと、1冊できるまで4年もかかっています。
一般社団法人教科書協会が4年の工程をわかりやすくまとめていて、他の一般書籍もおよそ同じような工程はふむのですが。
1つめ、2つ目のステップ「企画(調査含む)スタート」「原稿執筆と審議」、ここが多くの専門家が関わる”英知が集結する工程”でして。
ここをたった2~3年で終えるなんて震える…そのくらいの感覚です。

(一社)教科書協会「教科書発行の 現状と課題」:https://www.textbook.or.jp/publications/data/22tb_issue.pdf
(一社)教科書協会「教科書発行の 現状と課題」:https://www.textbook.or.jp/publications/data/22tb_issue.pdf

国の検定が入るような書籍の、まさに厳重な表現の調整や検討は、それだけでストレスがたまっちゃう業務。
そのくらいですね、しっかり作られている教材なんですよと伝えたいです。

そして、日本の教科書は特に、海外の教科書と比較して、先生が使いやすいように作られていると評価されています。
つまり、ホームスクーリングやフリースクールでも、保護者や支援者が教えやすい設計になっているということ。

算数がわかりやすいかな。ぜひ開いてみてください。
上から読み進めれば、そのまま授業になっちゃう。
新しいお題は、ちゃんとストーリーができていて、それに沿って考え方を学べるようになっています。

不登校になって焦って教材や塾を外で探す方、いらっしゃると思うのですが、まずは教科書でOKですよ。


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