海外移住と家庭環境(毒親?)

ごきげんよう、ぶりフィレ美です。
この頃ふと自分の育った家庭環境について思うことがあり、ノートに書いておこうと思います。
私は20代後半で海外移住しました。
父親と母親は私が20歳位のときに、父の多額の借金(1億円以上)が発覚し、泥沼裁判を経て離婚しました。
父親は病名こそついていませんが、明らかにアルコール依存症でした。私は病院に連れて行きたかったのですが、父本人には全く話を聞いてもらえませんでした。
(父は私が幼稚園の頃にはすでに浴びるように酒を飲んでいましたが、年々暗く攻撃的になり生来の明るい性格は見られなくなりました。)
離婚に向けて母が動き出してからも、割と長い間父との同居が続いていたので、私は毎日父になじられる日々でした。
(おまえが一億円返せなど)
最終的には末期がんの母方の祖母の家に母と弟と一緒に避難(引っ越し)しました。
もちろん夢だった留学などはできるはずがありません。大学院進学も。私は完全に精神的にやられていたのですが色々な方に助けていただいてなんとか大学は卒業しました。就職活動もろくにできなかったですが就職して働きました。
 また、避難した先の母方の祖母も苛烈な性格でした。彼女は買い物依存症で、デパートでコーヒーを買って包んでもらっている間にうっかり椅子を買ってしまう人でした。彼女が中年で初めて作ったクレジットカードは祖父や母に切り捨てられその後2度とクレジットカードを持つことは許されなかったそうです。祖母は激しい性格で喧嘩も辞さず、その行動力から生じる人望もあったものの敵も常に多かったのです。私はこの祖母に可愛がられて育ちました。よく2人でそごうや高島屋でランチしたものです。この祖母も私の両親の離婚から2年後ほど、ほどなくして亡くなります。
恐ろしいのは血のつながりがない私の父と母方の祖母いずれも酷い依存症だったことです。私は依存症になるのが今も怖くてお酒も飲めないしパチンコや競馬もやったことがありません。
母方の祖父は両親が泥沼裁判を始めた時点ですでに亡くなっていました。
そして両親の離婚を機に父方の親戚とは完全に没交渉に。
父とは離婚のとき以来全く連絡もとっていないし姿も見ていません。
私は20代前半で全ての祖父母と父を失いました。
正直今かろうじてつながっている母と弟との関係もそれほど良くはないです。(泥沼離婚裁判が終わって全員のストレス源がなくなった現状では悪くもないですが。)
母も母で、憎々しげに私に
「一人暮らしするのが私の夢だからあんた早く出ていってくれる?」
というタイプでした。
今弟はすでに就職で家を出てその後私もイタリアに引っ越したので母はとても満足していると思います。
私から電話しなければ母から電話がかかってくることは永久にありません。
今思うとこれが逆に海外移住を後押ししたと思います。
仮に母方の祖母が存命だとしたら、私はまあまあ祖母と仲が良かったので地元から出なかったと思います。
勝手な想像ですが、傾向として、わざわざ仕事などの必要がないのに海外移住している人は、お金持ちで家族仲が良いタイプと私のような家庭環境劣悪タイプに別れるのではないでしょうか。
もし私のように家庭環境が悪くてお金もないけど海外に住みたい人がいたら、諦めずに、低コストでお金をかけずに海外移住を目指してみてほしいです。
日本に大切な人がいないということは逆に強みにもなるのです。
そして、もし今アルコール依存症の人と住んでいて精神がやられている人は一緒に住むのは辞めて外に出て、同じ家に住まないほうがいいと思います。
私自身父と同居をやめてから一気に精神状態が良くなったので。
暗い話になってしまいましたが、私が言いたいのは諦めないで欲しいということです。
究極に辛い状況でも何とか死なずにしのげれば数年後には状況が好転することも有り得るのです。
ある意味海外移住は究極の逃げですね。
移住先での生活は異世界転生みたいで楽しいですよ。
ではまた次の記事でお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?